マグレガー マックテック NV201 ドライバー(ショートナビ)
打ってみると?
試打クラブはロフトが10度。シャフトはショートナビ(44.75インチ)が純正のS。藤倉ゴム工業と共同開発のモトーレが装着される。ロングナビ(45.75インチ)は純正のSR。こちらは三菱レイヨンと共同開発のバサラが装着されている。
フェースの向きはフック。ショートナビは+3度でリアルロフトが11.75度。ロングナビが+2.25度でリアルロフトが11度。ヘッドをポンと地面に置いた時、フェースは目標よりも左を向く。シャフトの硬さの目安となる振動数はショートナビのSが241cpm。ロングナビのSRが226cpm。ショートナビの方はワッグルすると手元側がしっかりしている。対してロングナビの方は手元のしなりを感じ取れる。
長さはヒールエンド法で計測すると、メーカー値とは異なり、ショートナビが44.5インチでロングナビが45.5インチ。クラブ重量はショートナビが286.6gでD2。ロングナビが279.6gでバランスがD2となっている。ショートナビのヘッド重量は200g、ロングナビのヘッド重量は196gとなっている。
まずはショートナビから試打。シャフトの硬さに合せて、やや軽めにスイングしてみると「シュパーン」と中金属音とともに、中弾道の軽いドローで吹き上がらない。スピンが少ない弾道で前に前に飛んでいく。ヘッドが重めなことも相まって球も強い。インパクトゾーンでのヘッドの挙動はニュートラル。フックフェースでドローが打ちやすくなっている。シャフトは手元が硬めで、中間から先端がしなるタイプだ。
続いて、ロングナビに持ちかえて打ってみた。こちらも低スピン弾道が打ちやすく、加えて長尺効果でヘッドスピードを上げていきやすい。シャフトは手元と先端のしなりを感じやすく、ダブルキック的な挙動が感じ取れた。
どちらもクラブ重量はかなり軽いが、ショートナビはヘッドの重さを利用してボール初速を上げていきやすい。対して、ロングナビは長尺効果はヘッドスピードアップを狙っている。ゴルファーによって適正な長さは異なることを考えると、今回のマックテックNVは「かゆいところに手が届く」親切設計だ。スライスを軽減させたい人にはやや物足りなさもあるが、ヘッドの重さと低スピン弾道で飛距離アップを狙えるドライバーである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー