計測してみると

シャフトの装着角度を変えることで、フェース向きも自在に調整できるようになっている

ノーマルポジションで計測すると、9.5度表示でリアルロフトが11.5度とやや多めの設定。フェース角は－1.5度とオープンフェース。アドレスするとフェースはやや開いた感じになっている。ライ角は58.25度とフラット。重心アングルは21度と小さめ。ライ角と重心アングルは捕まりよりも操作性を求めている意図が窺える。

フェースアングルを調整した場合、クローズのポジションだとフェース角は＋0.25度でリアルロフトが12.75度。オープンのポジションだとフェース角は－2.5度でリアルロフトが10.75度となった。スペック的にはスライサーよりもフッカーと相性が良さそうだ。

シャフトについては、純正のレーザーフィットシリーズは重量が約55gでトルクが5.7（Sフレックス、メーカー値）。中間から先端がしなる先調子。振動数は241cpm。Sにしてはやや軟らかめだ。長さはメーカー値が45.25インチで実測値が45インチ。クラブ重量は実測305g。30～60歳ぐらいの平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ