グローブライド
吹けない球筋で飛ばす
発売日:2011/12/01 オープンプライス
グローブライドのメインブランド「オノフ」。対象ユーザーに合せて2つの異なるドライバーが用意されているが、今回試打するのはアスリート向けのタイプS(通称黒オノフ)体積は460CC。アベレージ向けのタイプDと同じ体積だが、こちらは投影面積が小さめだ。ヘッドは丸型形状。ハイバックではないが塊感が強く、フェースも大きく見えない。ミスに対するやさしさよりも、重心距離を短くして操作性を高めたい意図がはっきり感じ取れる。
フェースの厚みは約55ミリ。前作よりも0.5ミリほどフェースが薄くなっているそうだ。ハードヒッター御用達というほど迫力はないが、オープンフェースなのでフッカーと相性が良い。そしてオートマチックに真っ直ぐ打つことよりも、球筋を左右に打ち分けたくなる顔付きをしている。
シャフトもアスリートを意識しているだけあって赤オノフ(タイプD)に比べるとハードだ。重量は60g台で、やや硬めの仕上がり。長さは赤オノフ同様、黒オノフも45.5インチである。赤オノフは「スライサーに扱いやすい」がコンセプト。対して、黒オノフは「叩いても左に行きづらい」がコンセプト。コンセプト通りに仕上がっているのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。