グラファイトデザイン ツアーAD MT
打ってみると?
シャフト試打で使うヘッドはテーラーメイド グローレ ドライバー。シャフトが脱着出来るタイプなので、同一ヘッドで異なるシャフトをチェックできる。まずは主力スペックとなる60Sから試打。ワッグルすると中調子なのに中間分はあまりしならない。しなりを感じ取れるのは手元側と先端側である。中間部分が硬い中調子だ。
実際に打ってみてもフィーリングは変わらない。トップからダウンの切り返しでは手元がクイッとしなり、ダウン後半からインパクトにかけては先端側がクイッとしなり戻る。いわゆるダブルキック系の動き感じるシャフトだ。中間部分がしっかりしているので弾き感を味わえる。グラファイトデザインにはかつてMシリーズというシャフトがあったが、挙動的にはそれに近い感じである。Mシリーズとの違いはシャフトの挙動で、MTシリーズだと挙動がトリッキーではない。
ダブルキック系だが、いい意味でシャフトが動き過ぎないからコントロールしやすく、タイミングも取りやすい。弾道計測してみると弾き系シャフトだけあって、ボール初速が出ている。スピンも少なめで飛距離を稼げるタイプのシャフトである。60g台のSRも、基本的な挙動は同じ。こちらの方が全体的に軟らかく、手元側のしなりも大きめだ。切り返しではシャフトがタメを作ってくれるので、効率良くヘッドスピードを上げていける。こちらもしなり戻るスピードがそれほど速くないので、タイミングが取りやすく、スイング軌道が多少乱れてもインパクトのタイミングが合せやすい。
方向性に関しては、先端側が軟らかいからだろう。インパクトゾーンではヘッドが左にターンしやすく捕まりが良い。シャフトでドローが打ちやすく仕上がっている。ダブルキック系のシャフトだが、弾き系の割にはシャフトが動き過ぎないからコントロール性も良い。ちょっと捕まるシャフトが欲しくて、飛距離アップも狙いたい。そんなシャフトを求めるゴルファーと非常に相性が良いシャフトだ。
【適正ヘッドスピード】
6SR:41~45m/s
6S:44~48m/s
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