テーラーメイド M1 460 ドライバー
構えてみると?
テーラーメイドのアスリートブランドであるRシリーズからネーミング変更され、リニューアルモデルの第1弾が今回試打する『テーラーメイド M1 ドライバー』。ヘッド体積は460ccと430ccの2種類がラインアップされ、今回試打するのは、ヘッド体積がルール最大級の460cc、『テーラーメイド M1 460 ドライバー』のほうだ。
アドレスしてまず、ツートンカラー仕上げのクラウンが目に入る。前方は光沢のあるホワイトで、中央から後方にかけてカーボン模様がくっきりと入るブラック。かなり大胆なデザインである。派手なカラーリングだが、ヘッドはオーソドックスな丸型形状。シャフトとフェースのつながり、フェースの見え方はスクエア感があり、プロ・上級者好みに仕上がっている。
ソールに目を転じると、前作『テーラーメイド R15 460 ドライバー』よりもさらにギミックが増している。新たな弾道調整機能「Tトラック・システム」が搭載され、15gと10gのフリーウエイトを動かすことで重心距離と重心深度が調整できる。15gのウエイトを左右方向に、重心深度は10gのウエイトを前後方向に動かすことで重心距離を変えられる。
M1 ドライバーの最大の特徴はクラウン。カーボン素材(グラファイト・コンポジット)を採用し、ヘッド上部の軽量化をはかる。これにより、従来モデルを比べてフリーウエイトの重量を確保しつつ、なおかつ低重心化を実現している。
フェースの厚みは約59ミリ。アスリートモデルらしい、ディープフェース。ライ角も54.5度と、今どきのドライバーの中ではかなりフラットだ。
M1 ドライバーはソールの弾道調整機能が目立つが、クラブで重要なのはニュートラルポジションでの性能だ。ニュートラルなポジションでのヘッド挙動、そして飛距離性能はどんなものか。じっくりテストしてみたい。