コブラ キングコブラ F6+ ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはノーマルポジションでロフト角10.5度。フリーウエイトは重心が真ん中になるポジション。シャフトは標準装着されているUSTマミヤ アッタスの5S。ノーマルポジションでアドレスすると、フェースはやや左を向く。
ワッグルすると、シャフトは手元側が硬めで中間部分がややしなる。振動数は256cpm。長さは45インチで、バランスはD4.5。クラブ重量は313.1グラム(すべて実測値)。今どきのドライバーとしてはバランスが重い。長さから考えると、恐らくヘッドが重いのだろう。
実際に打ってみると「スパン」と乾いた音とともに、やや低めの打出し角でストレート弾道。球離れは早く、ヘッドの重さが手に伝わる。ヘッドスピードに関係なく、振り切るにはある程度のパワーが必要だ。
これまでのコブラ同様、インパクトゾーンでヘッドが返りづらく感じる。振り遅れるとボールは右に飛び出しやすいが、一方でインサイドからあおってもチーピンが出づらいというタイプだ。
弾道調整機能が付いているとはいえ、ノーマルポジションでは明らかに左へのミスは出づらい。同時にヘッドの挙動が安定しているので、直進性が高い弾道がオートマチックに打てる。ボールを曲げようと打っても曲げづらい。テークバックやトップでフェースをシャットに使った方が、イメージ通りの弾道が打ちやすいドライバーだ。
スイートエリアの広さはコブラらしく、打点が少々ズレてもヘッドはブレにくい。ミスヒットしても弾道は安定し、ミート率が悪いゴルファーにはお助け度が高い。
そして印象に残ったのがスピン量。ノーマルポジション(MID)でも、1発目から低スピン弾道。いい感じで捉えると2400~2800回転。対して、重心が浅くなるセッティングにすると、さらにスピンが減り、2200~2600回転となった。今年モデルのドライバーの中でも、スピン量の少なさはトップクラスで、重心位置を前後させると400~600回転ほど調整できた。
標準装着されるUSTマミヤ アッタスシャフトは、オーソドックスな中調子。中間部分にしなるポイントがあり、ほどよく球を捕まえてくれる。挙動が落ち着いているのでタイミングが取りやすいシャフトだ。市販のアッタスシリーズの中では、アッタス G7に近い感じがする。
コブラらしい直進性のある球が打てて、調整機能によりスピン量を大きく変えられる。ヘッドが重いので非力な人向けではないが、スピンを減らして飛距離を稼ぎたい人、左へのミスを減らして方向性を安定させたい人には、飛んで曲がらない弾道が打ちやすいドライバーである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー