キャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ ドライバー
2017/03/21 08:00
クラブを計測してみると?
ノーマルポジションで計測すると、表示ロフト角が9度に対してリアルロフト角が7.75度。フェース角が-3.5度。ヘッドの座りの影響もあるが、オープンフェースの度合いが非常に強く、それに連動してリアルロフト角が表示ロフト角よりも少なくなっている。
実際に打ってみても、オープンフェースの度合いが大きい分だけボールは右に飛びやすく、そしてリアルロフト角が少ない分、ボールは上がりづらくなっている。
ライ角は55度で、今どきのドライバーとしてはかなりフラットである。ノーマルポジションでの重心角は26度と平均をわずかに上回るが、実際にスイングするとヘッドが返りづらく感じる。調整機能を利用して一番つかまるポジションにすると、フェース角は+0.5度フック、リアルロフト角は11.5度まで増えた。これに対して一番つかまらないポジションにすると、フェース角は-4.5度となり、リアルロフト角は7度となる。
純正シャフトである「Fujikura Speeder EVOLUTION for GBB」シャフトのSフレックスは重量が53g。手元剛性が高い先中調子で、インパクトゾーンではシャフトが鋭くしなり戻る。トルクはメーカー値で5.6。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は241cpmで、純正シャフトのSとしてはやや軟らかめである。
長さはメーカー値、実測値とも45インチ(60度法計測)。クラブ重量は305.7グラムでバランスはD3。45インチでバランスがD3ということは、兄弟モデルのエピック スターよりもヘッドが重めに設定されているのだろう。30~55歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | Fujikura Speeder EVOLUTION for GBB(S) |
ロフト(度) | 9 |
リアルロフト(度) | 7.75 |
ライ角(度) | 55 |
フェース角(度) | -3.5 |
長さ(インチ) | 45 |
振動数(cpm) | 241 |