低スピンで左へのミスを軽減「キャロウェイ ローグ サブゼロ ドライバー」
構えてみると?
キャロウェイゴルフの新たなブランドとして登場したローグシリーズ。ローグ(ROGUE)の本来の意味は「反逆者」「荒くれ者」などだが、キャロウェイでは既成概念にとらわれずに一歩先を行く、という位置付けでネーミングしている。
ローグシリーズにはドライバーが3種類ラインアップされているが、今回試打するのは「ローグ サブゼロ」。キャロウェイでサブゼロとネーミングされたモデルは、ツアープレーヤー向けにデザインされたモデルとなっている。
ヘッドは兄弟モデルの「ローグ スター ドライバー」と同じく、チタンとカーボンのコンポジット構造。クラウン部分に比重の軽いカーボンが採用され、アドレスするとカーボンの編み目がくっきりと目に入る。
フェースの高さは約56ミリ。「ローグ スター」より2ミリほどディープフェースとなっており、アドレスすると力強い弾道をイメージしやすい。
ヘッド体積は460cc。投影面積は「ローグ スター」より一回り小ぶりで、特にヘッド後方の膨らみの度合いが減っていて、重心を浅く低くしたい意図がうかがえる形状だ。
ヘッド内部にはエピックシリーズと同じく、「ジェイルブレイク」という2つの支柱が埋め込まれる。支柱の形状をスリムにすることで、25%ほど軽量化された。
ソールに目を転じると、フェース側とバックフェース側の中央部分に、1つずつ重量調整ネジが埋め込まれている。ネジの重量は2グラムと10グラムで、前後の位置を入れ替えることで重心の深さが調整でき、スピン量を?200回転ほど調整できる。
ネック形状は「ローグ スター」と異なり、ヘッドとシャフトは脱着式。シャフトの装着方向を変えることで弾道を調整できるシステムが採用されている。
サブゼロとネーミングされたモデルは、いずれも左のミスが出づらく設計されているが、ローグシリーズでもその特性が踏襲されているのか、じっくり試打して検証してみたい。