マーク金井の試打インプレッション

低スピンで左へのミスを軽減「キャロウェイ ローグ サブゼロ ドライバー」

2018/04/03 05:00

クラブを計測してみると?

手元剛性が高い先中調子で、インパクトゾーンではシャフト先端側のしなり戻りでつかまりが良い

ノーマルポジションだと、表示ロフト角が9度に対し、リアルロフト角が8.5度。フェース角が-2.25度。個体差もあると思うが、オープンフェースの度合いが大きく、リアルロフト角は表示よりも0.5度少ない。リアルロフト角が小さいこともあって、ボールは上がりにくい。

ライ角は56.5度と、最近のドライバーとしてはかなりフラットだ。ノーマルポジションでの重心角は22.5度と平均を少し下回り、「ローグ スター」と比較しても2.5度小さい。

「Speeder EVOLUTION for CW 50」のSフレックスは重量が約57g。手元剛性が高い先中調子で、インパクトゾーンではシャフト先端側のしなり戻りでつかまりが良い。

トルクはメーカー値で5.9。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は243pmと、純正シャフトのSとしては平均的な硬さである。

長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ(※60度法計測)。クラブ重量は297.1グラムでバランスはD2.5。45インチ換算すると300グラム前後。40~60歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトSpeeder EVOLUTION for CW 50(S)
ロフト(度)9
リアルロフト(度)8.5
ライ角(度)56.5
フェース角(度)-2.25
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)243
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