マーク金井の試打インプレッション

ゼクシオのテクノロジーで抜群のつかまり「スリクソン Z585 ドライバー」

2018/09/11 05:00

構えてみると?

フェース形状はやや面長で、トウ側にボリュームがある

ダンロップのプロ・アスリート向けブランドであるスリクソン。新しいZシリーズはヘッドが2種類ラインアップされており、今回試打するのは「Z585 ドライバー」だ。前作の「Z565」から「これってスリクソンなの?」と目を疑うぐらい、ガラッと様変わりしている。

「ドライバーを、ゼロから作り直せ」というミッションの通り、ヘッド形状からすべてを見直した設計がなされ、なおかつ同社の大ヒットモデル「ゼクシオ」のテクノロジーを搭載しているそうだ。

ヘッド体積はルール最大級の460ccで、投影面積が非常に大きい。ヘッドは後方に大きく膨らみ、アスリートモデルという印象は希薄だ。ヘッド後方は低いシャローバックで「ゼクシオ」を手にした時のようなやさしさと安心感がある。

ゼクシオと異なるのが、カラーリングとフェースの向きだ。クラウンだけでなくフェース面もブラック仕上げで、精悍さをアピールしている。フェース向きはスクエアで、アスリートゴルファー好みに仕上げられている。

前作はヘッドとシャフトが脱着式だったが、今回は接着固定でシンプルな構造になっている。フェース形状はやや面長で、トウ側にボリュームがある。重心距離を短くするよりも、スイートエリアを広げやすい形状だ。ソール後方のヒール側に、重量調整ネジが埋め込まれている。

アドレスすると、このモデルから採用されたカーボンクラウンの編み目がうっすら見える。また、ソール側にサウンドリブを設けて、爽快なインパクト音を実現しているそうだ。

つかまりの良さをアピールしている「Z585」だが、そのつかまり具合はどうなのか?どんな弾道が出やすいのか?じっくりテストしてみたい。

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ダンロップ
ZERO SRIXON
発売日:2018/09/22 参考価格: 68,040円