構えてみると？

左から6番、7番、8番、9番、ヘッドサイズはピンの中ではやや小ぶり

ピンのアイアンはiシリーズとGシリーズがラインアップされており、今回試打するのは「i500 アイアン」だ。iシリーズは、操作性とやさしさを兼ね備えたモデルと位置付けられているが、この「i500」は飛び系モデルとして登場した。

ヘッドサイズは、ピンの中ではやや小ぶり。加えてバックフェースはキャビティ構造ではなく、マッスルバックのようなブレード形状。やさしさよりも、操作性の高さを感じさせる形状になっている。

しかしながら、このヘッドはマッスルバックとは違い中空構造。中空にすることでスイートエリアを広げ、かつフェースには高初速を生み出すマレージング素材が採用されている。加えてインパクト時にフェース面がたわむことで、高初速、高弾道が打ちやすくなっている。

中空構造だがトップブレードは分厚くなく、アドレスすると何の違和感もなく構えられる。いい意味で、見た目的な目新しさを強く感じさせない仕上がりだ。ヘッドはパールクロム仕上げで、ピカピカせず構えやすく、かつ撥水効果もあるらしい。

メーカーのキャッチコピーは「新ジャンル 飛び系ブレード」。ブレード形状で飛びをアピールするのはミスマッチな気がするが、それが新ジャンルということなのだろう。その飛距離性能、さらに兄弟モデルの「i210 アイアン」との違いについても、じっくりテストしてみたい。