「弾き感が増した直線番長」キャロウェイ X2 HOT ドライバー

真っ直ぐにどこまでも！「キャロウェイ X2 HOT ドライバー」を試打レポート

【ミーやん】300ヤード飛ばせるとの謳い文句で、「X HOT」のフェアウェイウッドは昨年度に激売れしたモデル。でも、同シリーズのドライバーは、その影に隠れてしまった感がありましたよね。

【ツルさん】日本のキャロウェイには「レガシー」や「レガシー ブラック」というブランドがあるから、「X HOT」のドライバーは余計に印象が薄かった。でも、初代の「X HOT ドライバー」は、直進性が高くて飛ばしやすい名器だったと思う。純正シャフトの性能がイマイチで残念だったけれど、ヘッドは高性能だった。新モデルになってどこがどのように進化したのか、非常に楽しみだね！

前作に比べ、フェースの弾きと弾道調整機能が進化した

【ミーやん】名称は新たに「X2 HOT」となりましたが、ヘッドの見た目は初代とあまり変わりません。投影面積が大きくて、三角形っぽい形状です。ネックのアジャスタブル機能が2段スリーブになって、調整域が増えたのが機能的な進化のひとつですが・・・。コレ、調整がややこしいですね。もー、ぜんぜん分かりましぇん！

【ツルさん】「レガシー ブラック」にも採用されている新しい2段スリーブは、複雑すぎて説明書を見ないと希望のスペックに調整できないんだよね（笑）。標準のポジションだとヘッドの据わりが悪くて、フェースが右を向いちゃっているけど・・・。とりあえず、標準設定のままで打ってみますわ。

【ミーやん】ツルさん、ドーンと右に飛んでいく見事なプッシュ球です。でも、飛んでそうな球筋です！

【ツルさん】ヘッド性能は、良くも悪くも初代から変わってないね。新モデルは少しディープフェースになって、弾き感も増したみたいだけれど。前モデルとの違いは、そこだけかな。以上です。

【ミーやん】それで試打レビューは終わり？今回あっさりしすぎていません？

【ツルさん】だって、前のモデルとそんなに変わってないんだもん。もともとヘッド性能は良かったんだから、フェースの弾きが増したのと、調整機能が進化したので十分。ヘンなふうに変わらなくて良かったと思う。

【ミーやん】ボクが打っても右方向に飛んでいきました（笑）。けれど、球の曲がりづらさは感じますね。

【ツルさん】“直線番長”って感じのモデルだね。タイプ的にいうと、タイトリストの913みたいな雰囲気。フェースが右を向いているからボールも右に飛んでしまったけれど、これはネックの調整機能でなんとかなると思う。

【ミーやん】クラブの総重量が約300グラムあって、純正シャフトでも少し重めのドライバーです。パワーがあって飛ぶけど、曲がりを少なくしたい人には良さそうですね。

【ツルさん】付け加えると、ロフト角10.5度のモデルだと、構えたときにけっこうフェースが見えるし、中・高弾道を打ちやすい。純正シャフトは相変わらずピリッとしないけれど、可もなく不可もなく、手元側が太いからグリップも太く感じるのが特長です。純正グリップは、ゴルフプライドのマルチコンパウンドMCCのホワイトアウト。普段からこのグリップを下巻き二重で使っている僕には好印象でした。

【ミーやん】最後にレビューを叩き込んできましたね（笑）。