「やさしいだけじゃないハイテク系」キャロウェイ STEELHEAD XR アイアン

「キャロウェイ STEELHEAD XR アイアン」を試打レポート

【ミーやん】『STEELHEAD XR アイアン』は、キャロウェイのやさしいアイアンの最新作です。アニカ・ソレンスタムが向かうところ敵ナシの最強時代に使っていたのが、『X-12』や『X-14』でしたが、そういったモデルの面影を持つアイアンになっています。

【ツルさん】ホーゼルが貫通しているキャロウェイ独自のデザインが、久しぶりに採用されていますよね。360度カップフェースなどの最新設計も取り入れられています。あれ？ 意外とグースが少ないモデルなんですね。

「キャロウェイ STEELHEAD XR アイアン」で試打した時の、ミーやんとツルさんの弾道計測値。十分な打ち出し角で飛距離（キャリー）を稼げるので、手前のハザードが気にならなくなる

【ミーやん】セミラージサイズのヘッドは、トップブレードが厚め。けれど、グースが少なめでスッキリした顔つき。このモデルはプログレッシブオフセット設計が採用されていて、長い番手ほどオフセットが強くなっているんですよ。

【ツルさん】なるほどー。打ってみると、フェースの弾きの良さが感じられますね。それに安定感があって、ミスショットが結果として大きなミスになりづらい。やっぱりやさしいですね。360度カップフェースの威力を感じます。

【ミーやん】ヤマハの『インプレス UD+2 アイアン』のような超ぶっ飛びアイアンではないけれど、他のアイアンと比べればよく飛びますね。オフセンターヒット時にも強くて、実戦で助けてくれそうなアイアンです。「あ、やっちまった！」と思ったショットが、ちゃんとバンカーを越えていってくれそうです（笑）。

【ツルさん】操作性も残されていて、ラインを出して抑えた球も打ちやすい。飛びすぎることがなく、番手の距離をちゃんと打てるところも長所です。寛容性とフィーリングのバランスが、うまく仕上げられていると思いますね。

【ミーやん】キャロウェイには他に『APEX アイアン』もあるし、これはどういったカテゴリーのアイアンなんでしょうかね？

【ツルさん】『APEX アイアン』は、フォージドボディで価格も高めですから、打感や操作性を求める中上級者向き。ステンレスヘッドのこちらは、従来モデルの『XR アイアン』と『XR PRO アイアン』の中間的な性能のモデルです。フォージドにこだわらない人には、お値打ちでオススメできるアイアンですよ。

【ミーやん】幅広い層のゴルファーが満足できそうな性能ですよね。

【ツルさん】初心者から女子プロまでが使えそうなアイアンです。僕は『XR PRO アイアン』を購入しようかと思ったぐらい好きだったんですが、このモデルもいいですねー。僕の欲しいものリストの候補に入れたいと思います（笑）。