西川みさと「前作よりスッキリ見える」

―率直な印象は？
「私のキャディバッグにはアイアンは7番までしか入っていないので（より長いクラブはすべてウッド）、7番が一番つかまえにくいアイアンになるわけですが、この『インプレス UD+2 アイアン』の7番であれば、だいぶ楽にプレーできるかな…」

―どのように楽？
「とってもやさしいです。前作(2017年モデル)と同様、安心感はそのままで、より新作のほうがスッキリしていることで構えやすいなと感じました」

―前作はどんな見た目？
「ヘッド後方のキャビティ部分が、真上から見ても結構目立つのです。新作はそれがなく、スッキリ見えるので非常に構えやすい。ボテっとしている？ んー、と言いますかフェース周りはスッキリ見えるので、後方がやや出ている点だけだと思います。構えにくいと言うのも、アイアンとして少し構えにくいという印象で、ユーティリティ(以下UT)と思えば違和感はないかなと思います」

キャビティの見え方で真上からの印象はかなり変わった

―飛距離は？
「私はいつも7番で平均135ydくらいなのですが、今回は総距離150から160ydぐらいで、キャリーも140yd。ここまでしっかり高さが出ているのであれば、間違いなく飛ばせるアイアンと言えますね」

―(新作の)打感は？
「打感は硬すぎないし、軟らかすぎない。程よい感触です。打音も心地よい響きが出ていて、ちょうど良いですね」

―操作性は？
「操作性は少しつかまりが良すぎるぶん、力が入った時につかまりすぎてしまう危険性があるかな……。ただ、基本的には思い通りつかまるので、普段通り打てれば問題なく操作もできるクラブだと思います」

※使用スペック／7番(ロフト角:26度)、フレックス:R(オリジナルカーボンMX-519i）

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合