ミズノ ST-X ドライバーを万振りマンが試打「MP感が欲しい」
ミズノ「ST-X ドライバー」の評価は!?
昨年登場のミズノ「ST200」シリーズに続き、新たに追加ラインアップされた「ST-X ドライバー」「ST-Z ドライバー」。中でも、原英莉花や西郷真央らが投入した「ST-X」は、つかまりの良い構造で、アベレージゴルファーの強い味方となり得るモデルだ。そんな注目モデルをヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?
「思い通りに飛ばせるドライバー」
―率直な印象は?
「『ST-Z』と比べると、つかまりが良くやさしいタイプです。予想していたよりスピン量は多く入るのですが、右にボールが抜けることはなかったので、思い通りに飛ばせるドライバーと言えます。しかも弾道は理想的なドローボール。私のように、吹け上がってスライスしてしまう人におすすめしたい一本です」
―思い通りに飛ばせるとは?
「バックスピンが多めに入るのは、ある程度ポイントを狙うために必要な条件です。あまりに低スピンだと弾道が低く、しかもサイドスピンが掛かりやすいため、ボールが左右に散ってしまいます。飛距離が見込めずOBゾーンに飛べば、ダメージも大きい。その点『ST-X』は、飛距離性能は高い上で、広いフェアウェイでも狙ったポジションへ打っていけるドライバーだと感じました」
―純正シャフト「M FUSION D」の印象は?
「白いカラーリングの効果なのか、実際の数値より軽やかで、やわらかく感じられます(重さ49g/硬さS)。シャフトのしなり量が大きい分、ヘッドがインパクト前後で走る感じが強く、操作性という面ではマイナスポイント。もう少し粘り感のあるほうがヘッドの操作性が上がり、ミート率も向上するように感じます」
―打感3.5点△、どこが気になった?
「以前の同社『MP』シリーズと比べて打感が硬く、昔ながらのミズノ特有のやわらかいフィーリングが得られない点です。『MP』のやわらかさは、インパクト時にボールを押し込む時間が長く取れる分、ドローやフェードの打ち分けも自在に行うことができました。イマドキの直進性を重視したドライバーの流れを組んでいるとは思うのですが、昔のようなやわらかさがなくて寂しいというのが、正直な感想です」
―「ST200」「ST200X」と比べてどう?
「『ST200』の両モデルよりフェースの弾き感や、打ち出したボールの初速感も増していて、飛距離に特化した印象を受けます。また、クラウン後方に沿って白ラインが入っていた前回の2モデルに比べ、今作は黒一色。安心感のある大きさを保ちながらも、見た目のシャープさが操作性の高さを感じさせるデザインに仕上がっています」
―どのような人向き?
「『ST-X』は、同社の中でもドローが打ちやすく、本当にスライスに悩んでいる人におすすめです。『ST-Z』はスピンが多くて悩んでいる人、スピンを抑えた弾道を武器にしたい人におすすめ。つかまりやすさや曲がりにくさといった総合的なバランスを考えると『X』、高さを抑えて一発の飛びを求めるなら『Z』。それぞれ自分のミスの傾向を踏まえ、適したモデルを選ぶと良いでしょう」
MP感物足りず打感3.5点△【総合評価4.0点】
【飛距離】4.0
【打 感】3.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5
・ロフト角:10.5度
・シャフト:20 MFUSION D(硬さS)
・使用ボール:リトル・グリーンヴァレー船橋専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、リトル・グリーンヴァレー船橋
万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー