西川みさと「つかまりすぎに注意」

―率直な印象は？
「『PLUS』と比べて『SFT』のほうが、私には難しいように感じました。『PLUS』のほうが素直な印象。スイングした感覚と同じイメージで、球筋が出てくれる印象をもちました」

―「SFT」は難しい？
「もともと私がフッカーだからだと思います。つかまりが良すぎて、つかまりすぎるから難しく感じるのだと思います。左へのミスが怖いので少し扱いにくいかな…」

―スライサー向き？
「そうですね。スライスでボールがつかまらない人やドロー弾道で攻めたい人には、最適なドライバーだと思います」

「SFT」は左へのミスが目立った

―飛距離は？
「ややドロップ回転が強すぎると言いますか、バックスピン量が少ないように感じました。狙ったところに打てていても、ボールの落ちるタイミングが思っているより早すぎて、イメージしているより飛んでいないような感じがしました」

―飛距離ロスしている？
「そうですね。落ちるタイミングが早いので、ややロスしている印象はあります。つかまりは良いのですが…」

―総評は？
「つかまり感でいうと前回レビューした『エピック フラッシュ スター ドライバー』の時と似た印象です。つかまるイメージしか湧かないといったような…。『SFT』に限らず、ピンのドライバーはバックスピン量が少なめで、飛距離が思ったより出ない印象があります」

※使用スペック／ロフト角:10.5度、フレックス:R(ALTA J CB RED)

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合