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「SIM2」「エピック」のゴルファータイプ別最適モデルを本音で比較 ~ミタナラバコウタロウ~

2021/04/14 14:05
「ゴルフテック」の三田コーチと吉田コーチが話題のクラブを辛口解説 今回はタイプ別「SIM2」、「エピック」の最適モデルについて

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は、テーラーメイド「SIM2」シリーズとキャロウェイ「エピック」シリーズの計6モデルから、ゴルファータイプ別に合うドライバーをホンネで解説した。

スライサー向けのヘッドは…「ない!」

最初のテーマは、アベレージゴルファーに多い“スライサー向け”のモデル。三田コーチは強い口調で「ない!」と即答すると、進行役の吉田コーチは思わず倒れ込んで爆笑した。そもそも、スライサー向けとはすみ分けが異なるシリーズであることを強調する三田コーチ。「だって『三田が言ったのに、全然スライス治らないじゃん!』って言われるの嫌だもん」って、これもホンネ?

それでも、「フックが出る可能性が高いのはエピック MAX ドライバー」と強いて挙げる。ソール後方の可変ウェイトは最後方のポジションを推奨するが、「(ヒール側に)近づけるだけ慣性モーメントは下がる」とデメリットも指摘する。さらに可変ウェイトについては一定の効果を認めながらも、一般ゴルファーの考えに若干の誤解があることを独自の視点で熱弁。「アシストをしてくれるとかは…ないです」と声を張る言葉の真意とは?

「SIM2」「MAX LS」は低スピン横綱

“ボール初速を上げたいタイプ”に向けて三田コーチが迷いなく選んだのは、「SIM2 ドライバー」と「エピック MAX LS ドライバー」の低スピンモデル。「ズバ抜けているのよ、もう」と続けると、吉田コーチも「低スピン横綱」との表現で賛同した。

三田コーチによれば、エピック MAX LSのほうが初速性能は上ながら、コースで使いやすいのは安定感があるSIM2とのこと。エピック MAX LSの飛びの魅力を語りつつ、小声で「このスライド(可変ウェイト)はなくてもよかったけど…」とチクリと付け加えることも忘れなかった。

総合点◎は「SIM2 MAX D」 高さを出すなら「SIM2 MAX」

“曲がりを抑えて飛ばしたいタイプ”に向けたモデルで三田コーチが推したのは、「多くのゴルファーにマッチする」と評価した「SIM2 MAX-D ドライバー」だ。「クセがなく、球が高くて、そこそこつかまってくれる。飛ぶし打点ブレにも強いので、幅広い人に一番合う」と解説。吉田コーチも「ドローバイアスがそれほど強くなくてスタンダード」と付け加えた。強く振れるタイプならば「エピック SPEED ドライバー」を推奨。ただし、適正な高さを出すには「ヘッドスピードが40m/s台前半は必要」という条件付きだ。

最後に、三田コーチが“ボールを上げたいタイプ”に向けて選んだのは「SIM2 MAX ドライバー」。こちらも前提条件があり、「インサイドパスの軌道でスピンロフトが少なくなり、ロースピンが出る」、つまりゴルフテックが推奨するプッシュドローヒッターに適したモデルとのこと。「そういう人は、逆にバックスピンが欲しくなる」ことをSIM2 MAX推しの理由とし、その延長上にある「スイングとギアの組み合わせが本当に大事」であることについて熱弁した。

なお、一般ゴルファーは馴染みが薄いかもしれないスピンロフトについては、ボール初速に与える影響を動画内で詳しく解説しているので参照してほしい。

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