新作「S-3」はグースが少なくてボク好み!実戦投入済みの杉浦悠太がミズノの新アイアンを語る
ミズノは2025年2月5日にメディア向けの新製品発表会を行い、小林正則、小鯛竜也、杉浦悠太の3名の契約プロが登壇した。
今回発表されたのは「Mizuno Pro S-3」アイアンと「Mizuno Pro T-1」「同 T-3」ウェッジの3モデル。2024年のシーズン終了後、すぐに新アイアンにスイッチし、年明けのソニーオープンinハワイを戦った杉浦悠太が同大会の印象とアイアンの新モデルについて語った。
「ソニーオープンは残念な結果(予選落ち)に終わってしまいましたが、いい経験になったと思っています。自分が上手く打てないラフからでも向こうの選手は平気で打っているのにビックリしました」(杉浦、以下同)
昨年まで杉浦が使っていたのは同社の「JPX 923 TOUR」。S-3はこの後継モデルとして開発されたため、クラブに関して慎重派だという杉浦のスイッチが早かったのもうなずける。
「昨年の日本シリーズJTカップが終わった後、すぐにS-3にスイッチしました。ミズノのアイアンは打感が良いので、イメージ通りに打てたショットがピンに寄ると気分がよくなりテンションが上がるんです。芝が違うので単純な比較はできませんが、S-3の打感はハワイの芝でもしっかり感じられました」
ミズノはJPX 923 TOURとS-3のスペックは大きく変わらないと発表する。しかし、ツアーを戦うプロの感性は微妙な差異をとらえたようだ。杉浦は「ボクの場合は…」と前置きしたうえで、両モデルの違いを表現する。
「S-3は前作よりグースが少なくなったんです。それにより、構えやすく、打球がまっすぐ行くだろうという安心感があります」
グースネックの度合いを示すフェースプログレッションの値は同じ。しかし細部を微妙に変えることでトップブレードが薄く見える工夫などがS-3には施されている。S-3はトップブレードが薄くグースの度合いが小さい、極めてプロ好みのアイアンに仕上がっているようだ。
マッスルバックアイアン「Mizuno Pro 241」からS-3にスイッチした小鯛竜也は、「キャビティアイアンの打感は物足りなかったのですが、このS-3の打感はとてもいいんです。シャープな見た目も気に入った」と絶賛。
杉浦同様にJPX 923 TOURからS-3にスイッチした小林正則は「前作よりも直進性が高いと思う。芯がズレてもフェースが回ることがないんです飛距離も5yd未満くらい伸びています」と印象を語った。
「ミズノのアイアンユーザーはすぐに替えるべき!」と小林。プロが太鼓判を押す打感とシャープな顔は、うるさ型のゴルファーを納得させるに違いない!