topics

G25からG410まで歴代ピンGシリーズを一気試打

2019/05/26 05:00

10年連続増収を支える人気シリーズを打ち比べ

2013年2月発売の「G25」から、19年3月発売の「G410 PLUS/SFT」まで

ピンゴルフジャパンは、昨季まで10年連続で増収を続けている。この躍進に大きく貢献しているのが、2019年モデルで10代目となるGシリーズだ。今週発表されたばかりの「G410 LST ドライバー」より少し前に発売された2本の「G410」シリーズも好調。なぜピンのGシリーズはそこまで支持を得られるのか!? 人気クラフトマン・鹿又芳典氏に過去5代にわたる歴代Gシリーズを打ち比べてもらった。

「曲がらない1W」がピンの伝統

弾道計測器GC2にて測定

―Gシリーズを試打した感想は?
「Gシリーズは一貫して深重心、高慣性モーメントを続けているので、どのモデルも“やさしく曲がらない”というのが特徴です。『G25 ドライバー(13年)』や『G30 ドライバー(14年)』も最新モデルと同じくらいミスヒットに強いです。ただ、最新の『G410 PLUS ドライバー』や『G410 SFT ドライバー』と比較すると、飛距離は落ちてしまいます」(鹿又、以下同)

全機種ロフト角10.5度で測定/各モデル5球ずつの平均値

「G400」でスピードが大幅アップした

左から発売順/「G」と「G400」の間が一つの転換期と鹿又氏

―「G400」が大ヒットした理由は?
「歴代Gシリーズを打ち比べると、やさしいという伝統は継承しながらも『G ドライバー(16年)』で少し飛距離が伸び、『G400 ドライバー(17年)』で一気にボール初速がアップしました。また『G400』ではヘッド体積をコンパクトにした(445cc)ことで、ヘッドスピードも上がりやすくなったのです。やさしさを継承しながら、スピードもアップしたことがヒットの要因だと思われます」

米ツアーの飛ばし屋らも「G」を求めだした

スピン量を抑えた1Wもワトソンの心強い味方になっている(Richard Heathcote/Getty Images)

―シリーズの人気に拍車をかけたのは?
「元々ピンのドライバーは、アマチュア目線でやさしさを追求していたので、ツアープロがドライバーに操作性を求める時代にはマッチしませんでした。流れが変わったのはここ5~6年ほどの話で、ツアープロでも“やさしさ”を求めるようになり、いまではPGAツアーのバッバ・ワトソンキャメロン・チャンプら、飛ばし屋たちもGシリーズで実績を作ったことで、人気に火がついたと言えます」

ターゲット層をさらに広げた「G410」シリーズ

「G410 PLUS/LST」では、3ポジションからなるウエイト調整が可能に

―「G410」シリーズの特徴は?
「『G410 PLUS ドライバー』は、プロからアベレージゴルファーまで万人受けしそうなモデルです。『G400 ドライバー』のスピード感とやさしさがそのまま進化しています。しかもピン史上初のウエイト調整が追加され、カスタム要素が加えられたことでより幅広い層にマッチするでしょう」

売れ行き好調な「G410」、最新作「LST」にも期待大

「『G410 SFT ドライバー』は『PLUS』のドローポジションより、さらにつかまりが良く、高さも出やすいので、スライスで悩むゴルファーに最適です。8月発売の『LST』も含め、さらにピンGシリーズの躍進が止まらないと言えそうです」

撮影協力/ジャパンゴルフスクール

ピン
発売日:2019/03/21 参考価格: 74,520円
ピン
発売日:2019/03/21 参考価格: 74,520円
ピン
体積460ccでMAXブレない
発売日:2018/03/08 参考価格: 68,040円