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2014/11/03
今回から全5回にわたって、アマチュアゴルファーを悩ませるスライスを徹底的になおしていきます。
スライスする原因は、インパクトでフェース面が開いた状態で当たるからです。開いて当たることで、ボールに右回転がかかる。結果、右に大きく曲がる球になるわけです。ロフトの立ったクラブほど、開きやすい傾向があり、ボールがつかまらなくなる。それを防ごうとして、手を使い始めたらミスの悪循環に陥ってしまいます。良いスイングを身につけるためには、まずはきっちりスライスを矯正することから始めましょう。
なぜ、インパクトでフェース面が開いてしまうのかというと、ポイントは肩の動きになります。インパクト時に肩が開いていると、フェースも同じく開いています。開く原因は、ボールを上げようとして、体が起き上がったり、目標方向を早く見ようとしてヘッドアップしたり、飛ばそうとして体を速く回そうとしたり、色々ありますが、どれも肩が開く動きに繋がる悪い動作なのです。
スライスを矯正するために大切なことは、ダウンスイングで肩を開かないように意識して、インパクトすることです。肩が開かなければ、クラブは体の正面に居続けるので、振り遅れがなくなります。インパクトで、フェース面がスクエアに戻りやすく、しっかりボールをつかまえることができます。まずは、胸の開きを抑えること。これがスライスを矯正する最も大切なポイントになります。
肩が開きやすい人の共通点があります。それはテークバックで肩が全く回っていないことです。肩の捻転が少ないまま、体を回すと当然、肩は先に開いてしまいます。インパクトまでの助走距離が短過ぎると、そのまま当たれば、フェース面は開くし、それを嫌がれば、今度は手打ちで、当てるだけの動きになってしまうわけです。まず、肩をしっかりと回わして、インパクトでフェースをスクエアに戻すだけの時間を作ることが大切なのです。
効果的なドリルが、時計をイメージして、自分の正面側が12時。そこから右足側の丁度2時を指すあたりに、ヘッドをセットします。体に対して斜め右前です。そこから始動してトップまで持っていくと、肩の捻転量が多くなり、インパクトまで十分な助走距離を作ることができるわけです。大事なのは、トップでどれくらいの肩の捻転が必要なのかを感じることです。そのために2時スタートの始動で練習してみてください。
インパクトでの体の開きを抑えるドリルを紹介します!
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