“ショートウッド”が夢の懸け橋「ドライバーとアイアンをつなぎました」/政田夢乃スイングトーク#1
今季、安定したプレーで存在感を高めている政田夢乃。その裏には、5月から投入したショートウッドの存在があった。得意のアイアンと、苦手意識のあったドライバーやユーティリティをつなぐ一本。ショートウッドとの出会いが、政田のスイングにどんな変化をもたらしたのか。(全3回の第1回)
「もう替えるしかない」ショートウッドとの出会い
―5月のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの週から、ショートウッド(キャロウェイ QUANTUM MINI SPINNER 7W)を入れたと聞きました。きっかけは?
ユーティリティ(UT)に強い苦手意識があって…。「ウッド寄りでスイングしたらいいのか、アイアン寄りでスイングしたらいいのか」っていうのがちょっと微妙なところだったんです。やさしめのUTを使っていたんですけど、飛距離も飛んだり飛ばなかったりがすごくあって。そう考えた時に、ちょうどショートウッドの存在を知って、打ってみたら球が上がりやすかったし、スピンも入ったんです。飛距離も安定していて方向性も良かったので、「もう替えるしかない」と思いました。
―どんな効果がありましたか?
一番大きいのは、スイングのバランスが良くなったというか、全部同じような流れでスイングできるようになったことですね。もともとアイアンが得意だった一方で、ドライバーとかUTはすごく苦手で「どっち寄りで打ったらいいんだろう」ってすごく悩んでて。でもショートウッドを入れた時に、アイアンと同じスイングをしてもすごく良い球が出たので、「これだ!」と思いました。
―それまでショートウッドを試したことはなかったんですか?
あんまり入れた記憶はないですね。ツアーでもショートウッドを打つ機会が多くて、パー3とかでも良く使うので、イメージとしては高さが出すぎないか不安はあったんですが、高さもしっかり出てスピンも効いてくれるので、そこが一番、替えたポイントですね。
得意のアイアンと同じ感覚で振れる「入れて良かった」
―今は、ドライバーもアイアン側の打ち方の流れで打てている感じですか?
はい、全部同じ感じのイメージで打ててます。以前は、アイアンが良い日はアイアンが良いけどドライバーが悪い、みたいに「全部が良い日」があまりなくて、そこが結構悩みだったんです。でもショートウッドを入れたことによって、すごくバランスよくスイングできるようになりました。
―それが成績の安定にもつながっている?
サロンパス(カップ)で初めて試した時はちょっとグリーンが速くて対応しきれなかったんですけど、その後からすごい感覚をつかんでいったら、トップ10入りの回数も、優勝争いに絡む回数も増えました。11番ウッドで結構パー3でバーディが取れることが多くて、「入れて良かったな」って思います。
11番ウッドの追加で「ピタッとはまった」
―今入っている7番、9番、11番の飛距離(キャリー)はどれくらいですか?
11番ウッドで165ヤードくらい、9番ウッドが172~173ヤード、7番ウッドが185ヤードいかないくらいです。
―11番ウッドを追加した経緯を教えてください。
最初は7番と9番だけお願いしてたんですけど、9番ウッドと6番アイアンの間がすごく開いてしまって「なんか欲しいな」って時に11番ウッドの存在を知りました。11番ウッドもいろいろ調整していただいて、自分好みな飛距離になるようにしてくださって、それがすごくはまって、いい感じに打ててます。
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第2回では、専属コーチをつけていない政田が「菅楓華にインスパイアされた」というエピソードを語る。
写真:相田克己