左手首の角度を覚えてプッシュアウトを防ぐ
手首を痛めないために知っておきたいテーピングの貼り方
力いっぱいスイングをすると、手首に必要以上に負荷がかかったり、ダフったりすることがあります。これらが原因で、手首を痛めてしまうゴルファーも多いことでしょう。
そこで今回は、手首を痛めないために知っておきたいテーピングの貼り方を解説します。
どんな時に使えばいいの?
テーピングは体に痛みや違和感がある場合、ケガの予防などの幅広い目的がありますが、痛みをなくすわけではありません。特定の動きを制限したり、サポートする働きがあります。
テーピングは大きく分けると、非伸縮テープ(写真右)と伸縮テープ(同左)があります。
非伸縮テープは、関節の固定に用いられることが多く、伸縮テープは主に筋肉の補助・制限に用いられます。目的に合わせてテープを使い分けましょう
テーピングの貼り方
ゴルフでは筋肉の補助としてテーピングを用いることが多いということで、今回は市販されている伸縮タイプ・キネシオロジーテープ(幅50mm)を使用してご紹介します
セルフチェックから始めましょう。
片方の腕を伸ばし、手の甲を天井に向けた状態から、手首を下に曲げてストレッチします。手首を曲げたときに痛みが出る方は、手首を使い過ぎているサインです。
1:テープの端を手で持ち、上腕ぐらいまで長めに切ったテープを1枚用意します。
2:テープの片方の剥離紙を5cm剥がし、手首を曲げた状態で、手の甲に貼ります。
3:テープはひっぱらず、肘を通過し上腕まで貼ります。
※途中でテープを押さえると、シワになりにくくなります。
4:テープを上から押さえ、しっかり貼りつけます。
※人の体温で、より粘着力がアップします。
5:手首を反らした時に、テープにシワが出るのがポイントです。
テープにシワができることで、筋肉の動くスペースを作り、手首をスムーズに動かしやすくなります。テーピングは正しく貼ることで効果をより発揮するため、専門医に相談の上、有効に活用しましょう。
(協力/ケアくる)
森田 悠太(もりた・ゆうた) プロフィール
柔道整復師/鍼灸師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
接骨院にて様々な外傷・障害の処置からリハビリテーションまでを包括した臨床経験を積んだ後、スポーツや芸術・エンターテイメントの現場へ活躍の場を広げている。西洋医学的な視点と東洋医学的な視点を駆使してその人に合った治療を探していくことに尽力している。
https://carecle.com/detail/1263クリニックオフィシャルサイトhttp://www.loople.jp/
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