【ティアップ】 ティは高め！

画面左（右手に持っているほう）の高さで

引っかけを出さないために、ティアップは高くすべきか、それとも低くした方がよいか。そう聞かれたら、私は“高め”をおすすめします。理由は、レベル（平ら）にスイングする意識を鮮明にできるからです。

【ティアップ】 体の高さをキープ！

肩・腰・ヒザの高さを変えない！

高くティアップして高い弾道をイメージしてはクラブが下から入りやすく、先程の「クラブが寝て入る」現象を引き起こしてしまいます。高いティアップでライナー弾道をイメージしてください。ティに乗ったボールだけ打つように、アドレスで作った体の高さを抑えて打つ意識を持てれば引っかけは出ないと言えます。

【グリップ】 右手だけ「ウィーク」に握る！

あくまでも応急処置として考えよう！

最後に右手のグリップについて。右手のグリップをどう握るかは、スイング軌道やフェースの開閉に大きく関わりがあります。「左が絶対に嫌！」という場合は、上から被せるようにウィークに握れば、クラブが寝にくくフェースも開きにくくなり前ページに出てきた“引っかけ”の原因を引き起こしにくくなります。

【グリップ】 スライス防止は「フックグリップ」！

ホールの状況によって使い分けても可

一方で「スライスしたくない！」と思ったときには、右手を下からフックに握ることで、逆の効果を得ることもできます。まずは練習でどれだけ効果があるかチェックしてみてください。

中井美有（なかい・みゆ）
1991年11月5日生まれ、兵庫県神戸市出身。同じ劇団に所属していた友人の影響で9歳でゴルフを始め、両親のすすめで坂田塾へ。大阪学院大学へ進学し、ゴルフ部に入部3年生ではキャプテンも務めた。16年はステップアップツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す

• “絶対スライス防止、これだけは…！” 中井美有
• “ブレないアドレスの作り方” 中井美有
• “出だしで安定感に差が出るストレッチ” 中井美有
• グリップ「ユルユル」or「ギュッ」？（武藤俊憲）