ラフで自分のボールをうっかり“キック” 罰はあり？なし？／ルールQ＆A

ティショットを曲げて深いラフに。自分のボールを探していたら、うっかり蹴っ飛ばしてしまった。ラフだから正確な元の位置が分からない。正しいルーリングは？

夏ラフ最盛期のあるある ボール探しの処置どれが正解？

■1
正確な元の位置が分からないので、無罰でそのままプレー。

■2
無罰で、元の地点を推測してリプレースする。

■3
ボールを動かした1罰打を受け、元の地点を推測してリプレースする。

【解説】
旧規則では、うっかり自分のボールを動かしてしまった場合は1罰打を受けリプレースでしたが、2019年のルール改正で、「ボール捜索中」や「ボールの確認」の場合に限り、偶然ボールを動かしても罰は科せられなくなりました（規則7.4）。ボールは元の地点を推測してリプレースします。よって、正解は2番。

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正解は「2」

捜索中にボールを踏みつけて潜ってしまった場合も元の地点にリプレースすればOKです。また、ボールの捜索時間が3分間と短くなったので、深いラフではクラブで草をはらうなどして、まずはボールを見つけることに専念するといいでしょう。(ルール解説＆イラスト小山混）

＜ゴルフ規則＞（抜粋）
*規則7.4
見つけようとしている、または確認しようとしている間に、プレーヤー、相手、他の誰かがそのプレーヤーの球を偶然に動かした場合、罰はない。しかし、プレーヤーがその球を捜し始める前にそのプレーヤーがその球を動かす原因となった場合、そのプレーヤーは規則9.4bに基づいて1罰打を受ける。この規則でいう「偶然に」には、（中略）長い芝草を足で掃いたり、木を揺らすことなどによって動かされた場合を含む。これらの状況では、その球を元の箇所にリプレースしなければならない。分からない場合は推定しなければならない。

出典／(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より