2人同時に打ったボールがごっつんこ。この後の処置は?/ルールQ&A
フェアウェイとラフに分かれていた2人の球。お互い自分の番だと思って打った球が、フェアウェイで当たってしまった。ほとんど同時に打ったはずだが、こんな時はどう処理すればいい?
同時に打った球が当たった時のルーリング
■1
ほぼ同時に打ったボールが当たった場合は2人に罰はなく、2人とも再プレー。
■2
ほぼ同時に打ったボールが当たった場合は2人に罰はなく、そのままプレー。
■3
ホールから遠い方が優先なので、近い方の人は1罰打。2人ともそのままプレー。
こんな偶然あんまりないんだから、いいでしょ?ダメ?
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正解は「2」
■2
ほぼ同時に打ったボールが当たった場合は2人に罰はなく、そのままプレー。
ジェネラルエリア(フェアウェイやラフ)で動いているボールが、動いているボール(外敵影響)に当たった場合は、両名ともに罰は科せられません。ボールがぶつかって止まった、あるがままの状態でプレーを続行すればOKです(規則11.1a、1b)。(注/グリーン上でぶつかった場合は罰打や処置が異なります。リンク先参照)
2019年改正で、プレーの順番は「遠球先打」が原則だが、速やかなプレーを心がける「プレーファスト」の精神で、前方の安全が確認できれば打つ準備ができた人から先にプレーしてよい「レディゴルフ」が推奨されました。今回のケースは、どちらが先に打ったかは関係ありません。(ルール解説&イラスト/小山混)
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<ゴルフ規則>(抜粋)
規則11.1 動いている球が偶然に人や外的影響に当たる
規則11.1a どのプレーヤーにも罰はない
動いているプレーヤーの球が偶然に人(プレーヤーを含む)や外的影響に当たった場合:
・どのプレーヤーにも罰はない。
・このことは、球がプレーヤー、相手、他のプレーヤー、またはそのキャディや用具に当たった場合でも同じである。
例外-ストロークプレーで、パッティンググリーンでプレーされた球:プレーヤーの動いている球がパッティンググリーンに止まっている別の球に当たり、そのストロークの前にその両方の球がパッティンググリーンにあった場合は、プレーヤーは一般の罰(2罰打)を受ける。
規則11.1b 球をプレーしなければならない場所
(1) 球がパッティンググリーン以外の場所からプレーされた場合。
パッティンググリーン以外の場所からプレーされて動いているプレーヤーの球が偶然に人 (そのプレーヤーを含む)や外的影響(用具を含む)に当たった場合、その球を通常あるがままにプレーしなければならない。しかし、その球が人、動物、 動いている外的影響の上に止まった場合、そのプレーヤーはその球をあるがままにプレーしてはならず、代わりに次の救済を受けなければならない。
・球が、パッティンググリーン以外の場所にいる人、動物、動いている外的影響の上に止まった場合: プレーヤーは元の球か別の球を次の救済エリアにドロップしなければならない(規則14.3参照):
≫ 基点:その球が人、動物、動いている外的影響の上に最初に止まっていた場所の真下と推定する地点。
≫ 基点から計測する救済エリアのサイズ:1クラブレングス。しかし、次の制限がある:
≫ 救済エリアの場所に関する制限:
─ 基点と同じコースエリアでなければならない。
─ 基点よりホールに近づいてはならない。
規則11.1b(1)に違反して誤所からプレーしたことに対する罰:規則14.7に基づく一般の罰。
出典/(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より
小山混 プロフィール
イラストレーター、ゴルフルール研究家。東京生まれ。立教大学卒。新聞・雑誌・Webで複雑なゴルフルールをやさしく解説。ゴルフは鹿沼CCの月例競技会にエントリー。HDCPは17。著書に『はじめてのゴルフルール』『New! いちばんたのしいレクリエーションゲーム』(主婦の友社)、『英語とゴルフ一石二鳥』(ゴルフダイジェスト社)がある。