“ザザザザの距離感” カラーからパターの正解とは【青木瀬令奈のThe Putting World#15】
女子ツアーでも一、二を争うパット名手・青木瀬令奈によるパッティング技術連載「The Putting World」。パッティングの考え方、ストロークのコツ、ラインの読み方、距離感の出し方など、彼女の頭の中、その世界観をじっくりとひも解いていきます。第15回はカラーからの距離感について。
カラーから練習していますか?
カラーからパター練習をしている人を見かけたことはほとんどありませんが、コースに行くと、皆さんほぼパターで打つと思います。ですから「練習してください」と言いたいです。やはり予行練習しないと寄りません。いきなり距離感を出すのは私でも難しいです。
順目、逆目もしっかり計算に入れる
カラーが逆目だったり、順目だったりします。“ザザザザ”がどれだけ影響するのかを見極めなければいけません。例えば逆目なのであれば、ちょっと影響があるので、プラスアルファを見る。その場合はいつもより強く打ちます。その辺も練習グリーンの際などで自分で試して振り幅やスピードを調節しておく必要があります。もちろん、スプリンクラーなどの障害物があったり、2段グリーンの場合はウェッジで打つこともあります。ですが、平らで障害物が無ければパターで打ちます。
裏技は「トウヒット」
逆目などで球の勢いが必要な時、私の場合はヘッドの先で打ちます。トウヒットすることで無回転の距離が増える。そうすることで“ザザザザ”をクリアすることができます。カラーも砂っぽいところだと意外と転がったりしますし、雨降ってペタペタだと転がらない場合もある。カラーにもいろいろな状況があるので、やはり毎朝、パッティンググリーンのカラーから練習しておくことをおすすめします。
ザザザザのお手本がコチラ
青木瀬令奈 プロフィール
7歳で競技を始め、2008年「全国高校選手権」で優勝。11年のプロテストに合格。15年から女子プロの大西葵の兄・大西翔太氏がコーチ兼キャディとなり、飛距離アップに成功。17年「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。20年に選手の取りまとめ役となるプレーヤーズ委員長に就任。23年「大王製紙エリエールレディス」で5勝目。24年の11月には両足の種子骨を骨折し、25年は痛みと戦いながらのプレーを送った。グリーン上のパフォーマンスに定評があり、その技術は女子ツアーでも一級品。教えを乞う選手も多い。