軸に対する回転を理解しよう!
2011/02/07
背骨を中心軸とした回転運動!
前回はスイングづくりの基本的な考え方を解説しましたが、今回から鈴木真一コーチにも手伝ってもらいながら、体の動きを詳しく紹介しましょう。正しく体を動かす為には3つ重要なポイントがあります。まず1つ目は背骨を中心軸として回転運動を行なうことです。軸に対して回転することでクラブの動きの安定さを得るだけでなく、遠心力を最大に利用することができます。
軸を意識していないと起こるミス1
軸に対する回転を理解していない人が陥りやすいミスを紹介しましょう。軸を意識していない人は、手と腕を主体にスイングをしようとします。バックスイングで腕を担ぎ上げる為、体重移動が行なわれずに軸が目標方向へ傾いてしまいます。この状態からはアウトサイドイン軌道のダウンスイングが作られてしまいます。
軸を意識していても起こるミス2
ダウンスイングで膝の動きが大きくなると軸は不安定になります。ダウンスイングで足を使ってパワーを出そうと考えている人は多いのではないでしょうか? これは間違っていませんが、やり過ぎは問題となります。極端に膝を目標方向へ大きくスライドさせれば、軸は目標と反対方向へ傾いてしまいます。インサイドアウト軌道が作られ、フックやプッシュといったミスショットの可能性が高まります。
ゴルフスイングは横振り!
ゴルフスイングは縦振りでしょうか? それとも横振りでしょうか? 皆さんはどのように考えていますか? 「ボールが地面にあって、トップは頭の上だから縦振りでしょ!?」と考える人は多いでしょう。縦振りのイメージを持てば写真のように腕主体のスイングになり、軸に対する回転が作られません。
正しい動作説明2
ゴルフスイングは背骨を中心とした軸回転と考えれば、答えは横振りとなります。背骨を中心とした横振りから、骨盤をボール方向に少し傾けることで斜めのスイングプレーンが生まれます。斜めのスイングプレーンは腕の動きで作るのではなく、骨盤の傾きで作られます。
練習方法ステップ1
背骨を中心とした回転運動をマスターする練習方法を紹介しましょう。まず背骨を地面と垂直にして立ち、クラブが地面と水平になるようにアドレスします。この位置から横振りをします。この様に横振りをすると、背骨を軸としてスイングする意識が高まるでしょう。
練習方法ステップ2
次は膝の高さにボールがあるとイメージしてスイングします。この時の注意ポイントは、骨盤を前傾させてスイングプレーンをフラットにすることです。背骨を丸めてアドレスしないように注意しましょう。最後にさらに前傾角度を深めてボールを打ちます。これで正しい軸回転スイングがマスターできます。
【取材協力】
KEN HORIO GOLF ACADEMY
TOTAL GOLF FITNESS
堀尾研仁&鈴木真一コーチ プロフィール
多数のツアープロのコーチングをこなす傍ら、「KEN HORIO GOLF ACADEMY」を主宰し、アマチュアゴルファーのレッスンにも取り組む堀尾研仁。その堀尾氏の片腕としてアカデミーを支えるのが鈴木真一コーチ。ジュニア時代より堀尾氏の指導を受け、華々しいジュニア大会経歴を持つ。現在は指導者として、アスリートゴルファーから初心者まで幅広い支持を受けている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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