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2011/04/13
多くの女子プロのように、インパクトの瞬間がインサイドアウト軌道でも、腰がスムーズに回っている限り、強く引っかけることはありません。しかし、インパクトで体が止まって手が返れば、掴まりすぎてしまいます。高橋さんの場合、テークバックで軸が右に流れる癖があって、その度合いによって、インサイドアウトの傾向が強まったり弱まったりと、不安定な状態になります。軸が右に流れる癖がチーピンを招く爆弾です。
おそらく、アイアンはダフるミスも多いと思います。テークバックで軸が右に流れると、インサイドアウトが強まって手前を叩きやすくなるからです。ここで、体が止まって手を返してしまうと、チーピン爆弾を起爆させてしまいます。一方、ドライバーの場合はティアップしているので、多少インサイドアウトが強まっても、チーピン爆弾を起爆するには至らないのです。
テークバックではスイングの軸となる首の付け根を中心に体を捻り、左右に動かさないことが肝心です。そこで意識すべきは右膝の1点。アドレス時の右膝の角度を保ち、その位置をキープすれば、軸がブレることはありません。写真のような、柔らかいものに両足のカカトを乗せてスイングすると、軸が安定します。カカトが浮いているため、右膝を動かしにくくなるからです。
テークバックで右膝の角度を保つことを体感するために、右カカトの下にボールを置いてスイングするのも、一つの練習法です。カカトが浮いていれば、右膝が後ろに引けたり、右に流れたりしにくくなります。また、右のカカトを浮かせてスイングするのも、右膝を動かさない意識を高めてくれますよ。
テークバックで右膝の位置をキープする感覚が掴めたら、フィニッシュでは右足が完全につま先立ちになるようにカカトを上げましょう。右膝をキープする意識が強くなると、ダウンスイングで右のカカトが上がりきらず、フォローが小さくなりがち。テークバックで右膝の角度をキープしたら、ダウンでは一気に右足のカカトを上げるようなイメージです。
もう一つ気になったのはインパクト時のライ角です。男子プロの平均はマイナス8度程度ですが、高橋さんのインパクト時ライ角はマイナス12度。かなりクラブが寝た状態になっているんです。クラブが寝てくると、つま先上がりのライと同じ状態になります。つまり、それだけでフェースが閉じた状態になるんです。上級者らしく、グリップを下に押しつけるような意識でアドレスしていると思いますが、それが過剰になると、フェースが閉じ気味になるので要注意!
「ドライバーは大きく引っかけたりすることは少ないのですが、アイアンの引っかけがひどい。ラウンド中に、そんなショットが出たりすると、左がイヤで振り切るのが怖くなってしまいますね。体が止まれば余計に引っかかることは分かっているのですが、どうしてアイアンばかり引っかかるのでしょうか…」
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