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2011/09/14
テークバックで左足体重になっていると、外からクラブが入ってきやすくなります。つまり平坦なのに、わざわざ左足下がりのライで打っているような状態なんです。どうして左足体重が残るのか。見たところ、スイングを始動するときに、一度グリップを前方に送るフォワードプレスが極端なんですね。そのため、グリップエンドが左足を越えて、かなり左に出ています。これだけで、左足に体重が乗ってしまい、テークバックで右に乗り切らなくなるんです。
スイング始動をスムーズにするために、フォワードプレスは有効ですが、アドレスを崩すほど派手にやってはいけませんよ。軽く1センチほど前方にグリップを送り、タイミングを計るのが理想的。それを極端に、前方へ出してしまうと、せっかく整えたアドレスを大きく崩してしまう結果となります。前方に軽く1センチ。あるいは、ほとんど動かさずにイメージだけ前方に軽く押す程度にしてください。
この強いフォワードプレスが、オーバースイングを招きます。テークバックで左足に体重が残ると、体は必要以上に回ってしまいます。オーバースイング気味なのもそのせいです。理想は、後方から見たときに、トップでの右の前腕が、右肘から垂直に立つこと。右肘とグリップと肩の作る三角形が、右肘部分を直角とした直角三角形になることです。オーバースイングになると、この直角三角形を保てなくなります。
さて、糸井さんが今意識しているという「頭を残す」という点ですが、結論から言うと、頭を残す意識は、今すぐ忘れてしまってください。前回同様に、目指すところは、テークバックでフェースをシャットに保ち、一気に腰を切って振りぬいていく、ボディーターンスイングでしたよね。うまくシャットフェースをキープしているのに、頭を残す意識があるから、インパクトで体の回転が止まり、通り道がなくなった腕だけが強く返ってしまい、引っかかるんです。
ボディーターンスイングを目指す人が、頭を残そうと意識し始めると、インパクトで腰の回転が止まりがちです。体が正面を向いた状態で止まるので、腕の通り道がなくなります。それをなんとか前方に振り出そうとするので、今度は、腰やおなかを左方向に突き出す癖がついてしまいます。腰を左にスライドさせず、軸を中心にクルッと円を描かせることが大切なんです。
ボディーターンスイングはシンプルです。テークバックで胸を右に向けたら、それを左にクルッと戻すだけ。途中で止まることはありません。練習すべきは、肩から肩までのクォータースイングです。胸の向きを右から左へ反転させることだけを意識して練習しましょう。また、膝の間にホールを挟むと、腰やおなかを左に突き出す癖も、正されてきます。
「もともと、アウトサイドイン軌道のスライサーでしたが、前回のレッスンでアウトサイドインの癖を修正してきたつもりです。でも今は、引っかけが出るようになって、プッシュアウトしては引っかけるという、行ったり来たりの状態ですね。ポーラ・クリーマーのスイングをイメージして、頭をしっかり残すようにはしているのですが…」
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