ソックス選びの正攻法
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2012/01/04
磁気センサーでクラブの残像を計測すると、鈴木さんはインパクトでもグリップのスピードが落ちない、完璧なボディターンタイプです。インパクトでグリップを減速させてリストを返さず、ボディターンだけで振る方がスムーズに振れるタイプなんです。そういう方が、左の壁を強く意識してしまうと、インパクトで体が止まってしまい、意識して使わなくて良かったリストが強く返ってしまいチーピンに。返すタイミングが遅れて、開いたまま当たると右プッシュアウトにと、とてもバラバラなスイングなってしまうんです。
インパクトで体の回転が止まると、腕の通り道が窮屈になり、手元が浮いてしまうようになります。手元が浮くから、ヘッドが下から入って、発展途上のインサイドアウトの軌道になっている状態です。つまり、実は真のインサイドアウトになっていないということなんです。それでも執拗に、左の壁を意識し続けていると、なんとか腕の通り道を作ろうとして、今度は腰を左に突き出すような動きになってしまいます。右の矢野東プロのインパクトと比べてみてください。
ボディターンタイプの方は、頭を残そうとか、左の壁を作ろうとか、一切考えないことです。意識すべきは、体の回転を止めずに最後まで一気に振り抜くこと。胸を完全にターゲットに向けることだけを意識してください。インパクトでも体が止まることなく回転し続けていれば、自然に腕の通り道ができ、手元が浮くこともなく、真のインサイドアウト軌道になってきますよ。
体の回転を止めないインパクトが肝心。体の回転だけを使ってインパクトする、効果的なドリルが9時から3時のハーフショットです。おそらく、これまでの感覚だと、腕が詰まって振り抜きがこんな形になるので、ボールが掴まらず、右に出てしまうことでしょう。あるいは、手元をこねて左に引っ掛けてしまうかもしれません。フルスイングで左右に散るのと同じ状況が、ハーフスイングでも見られると思います。
9時から3時のハーフスイングで意識すべきは、フォローの形だけ。上体がターゲット方向に正対すること、グリップエンドがおへそを指していること、そして、右足が完全に爪先立ちになること。これを意識して、9時まで上げたら、一気に3時まで振りぬいてください。よどみなく一気に体が回転すれば、ボールは自然に掴まって、まっすぐにいくようになります。
腕を一切使わず、左の壁の意識も取り払って、9時-3時。このハーフスイングのドリルでまっすぐに打てるようになったら、その感覚を保って、10時-2時のスイングへと徐々に振り幅を広げていきましょう。その際、ボールの脇に箱を置いて置くのも効果的です。インパクト前後の安定したヘッド軌道となる、ビジネスゾーンを意識して、ボディターンに磨きをかけましょう。
「ずっとスライスに悩んできましたが、今は以前ほどではなく、ただ、右にプッシュアウトしたり、フックや低く出るチーピンが交互に出てしまいます。特に、アイアンは引っかかることが多いですね。それでも、ドライバーで飛ばそうと思い切り振れば、やはりスライスになるし、トップしてしまうミスもあります。左の壁を意識して振っていますが、ショットが乱れる根本的な原因を知りたい」
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