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2012/03/21
ドライバーショットもアイアンショットも、特にスイングを変える必要はありません。その違いは、スイング軸のポジションだけ。アッパーに捉えるときには軸が右足寄りに、ダウンプローでは左足寄りに。このように軸の調整をすれば、スイングを変えなくても最下点を前後に調整可能です。ところが、熊野さんのアプローチショットは、頭が右に傾いて、頭の位置も右に。ドライバーを打つ構えのままなんです。
振り幅の小さいスイングでは、腰がスムーズに回転しにくく、腕が詰まりがちになります。小さなスイングでもスムーズに振れるように、アドレスであらかじめスタンスをオープンにするのは正解。しかし、問題はオープンスタンスの作り方。スタンスをオープンにするというと、スタンスも上体も全部オープンにした状態で、ボールの位置を決めがち。そうすると、ボールは左寄りになって、軸は右へ。ヘッドの最下点も右に。間違ったオープンスタンスでは、写真のようにすくい上げるスイングになってしまいます。
正しいオープンスタンスはこうです。スタンスはオープンで、上体はスクエアに。その体勢でボールの位置を決めるので、ボールは右足寄りになり、軸は右に寄ることがなくなり、ボールの先にヘッドの最下点がくるようになります。これでダウンブローに軌道のセットが完了です。言葉にすると、ちょっとややこしい話ですが、オープンスタンスの正しい手順を覚えるだけで、簡単に修正できますからご安心を。
では、オープンスタンスの作り方を覚えてしまいましょう。(1)スタンスをターゲットラインに平行にして、ボールがスタンスの中央にくるように立ちます。(2)次に、ボールを中心に回るようにして、体全体をオープンにします。(3)オープンにしたスタンスをキープしたまま、上体をスクエアに戻し、その体勢でターゲット方向にフェースをスクエアにしてグリップを決めます。ボールは右足寄りに見えるはずです。後は、スクエアにした肩のラインに沿って振るだけで、自然にダウンブローで捉えることができます。
正しいオープンスタンスでは、写真のようにボールがいつもよりも右寄りになることを体感できたはずです。一方、体全体を開いた状態でボールをスタンスの中央にセットしてしまう、間違ったオープンスタンスでは、ボールはずいぶん左足寄りになってしまうことが実感できると思います。ややこしく考えず、正しい手順さえ覚えてしまえば、アプローチの理想的な軌道は自然に出来上がりますよ。
間違ったオープンスタンスで、スタンス方向に振るというのは、実はオープンスタンスでもなんでもなくて、いつものスイングをただ左に向けただけ。ですから、フルショットの癖が同様に出て、熊野さんの場合には、インサイドアウトにクラブが降り、腕の通り道も詰まってしまいます。スタンスをオープンにして、上体をスクエアに戻してセットすれば、あらかじめ腰を切ったセットアップになるので、腰がスムーズに回転し、腕も綺麗に抜けるようになります。
「ドライバーショットは右へのプッシュアウトがハンパじゃないし、アプローチはダフりやトップなどミスの不安が拭い去れません。アプローチを改善できれば、もう少しスコアがまとまってくると思いますが、スイングの根本的な問題が、アプローチにも大きく影響しているのでしょうか。ショートゲームを改善するために、外せないポイントを是非、知りたいです」
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