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2013/05/15
ハーフバックは模範的。スイング軌道も良い、スイング軸もさほどブレていない。そうなると、大きく乱れる原因はインパクト時のフェースの向きが安定していないと考えられます。トップに着目すると、左手首が甲側に折れているんですね。ハーフバックまではシャフトラインに沿って上がり、フェースが開かずにコントロールされているのに、突然、トップで左手が甲側に折れることで、フェースが大きく開いて、さらにクロスしてヘッドが落ちます。ダウンスイングではクラブが寝て大きくフェースが開いたものを、リストワークで巧みに調整している感じですね。(右写真は矢野東プロ)
磁気センサーを使い、ボディターンタイプかリストターンタイプかを測定してみたところ、リストワークを使わないボディターンで振るときもあれば、リストを強く返してリストターンタイプになることもあります。磁気センサーの計測は、スイングタイプを判定する、いわばレントゲン写真のようなもので、そのタイプがくるくると変わることは滅多になく、非常に珍しいケースだといえます。リストワークを使ったり使わなかったりと、本能的に調整しながら、類を見ないほど器用に打っているのですが、大きく乱れる原因は、まさにこうした余計な調整が必要なスイングだからです。
トップで左手首が甲側に折れる→フェースが大きく開く→クラブヘッドが落ちクロスする→ダウンスイングでクラブが寝てしまう。左手首が甲側に折れるだけで、フェースの大きな開きとクラブが寝てしまう状態から、なんとか調整しなければならなくなります。いくらリストワークを巧みに使えたとしても、タイミングをキープするのが至難の業なんです。でも、ボールを前腕に挟むことで、この不安定な状態から一気に脱出できますよ。ボールを落とさないようにして、トップの形を作ってみましょう。
前腕にボールを挟んだトップの練習で、左手首の問題とクロスする問題が一気に改善しますよ。左手首が甲側に折れてしまえば、このように右脇が空いてボールが落ちてしまいますよね。ボールが落ちないようにトップをキープできた形が、すなわち理想的なトップの形です。クラブヘッドが落ちてしまわないので、今までよりもかなりトップが浅い感じがすると思いますが、トップはもうこれで十分なんです。
ボールを挟んだ練習とともに、実践して欲しい練習がもう一つあります。まず、通常通り前傾してアドレスします。次に、グリップをこのように胸の正面まで持ち上げます。そこから上体だけを捻じれば、それがトップのポジションになります。こうして、正しいトップの形を作ってから、あとは普通にダウンスイングします。上体だけ捻じったらトップが完成。左手が折れる余計な動作が入らず、正しいトップからのダウンスイングを体感できます。
竹谷さんが、突如不安定にある原因は左手首の挙動ですから、いろんな練習法でココを徹底治療です!今度は、雑誌を両手のひらで挟んでトップを作ってみましょう。トップではこのように左手首がまっすぐにキープされ、逆に右手首が甲側に折れます。これを右手首にカップを作るといいます。トップでは左手首はまっすぐピンとハリを持たせ、右手首でカップを作るのです。雑誌を挟むと、トップでの両手首の感覚が良く分かると思います。
「最近はドライバーが大きくフックすることが多くて、アイアンさえも強く引っかけてしまうことがありました。そんなときは、練習場で何百球も打って、なんとか元の安定した状態に戻しているのですが、いつもそんなことの繰り返しなんです。ラウンド中にも、良い状態をキープできず、なかなか100を切れないのも悩みの種。練習で掴んだと思っても、突然ゴルフにならないほど乱れてしまう、その原因を突き止めたいんです」
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