ソックス選びの正攻法
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2013/10/16
ハーフバックで大きく開く人、トップ間際で開く人など、フェースが開く状況は様々ですが、トップでのフェースの向きを見れば、最終的にどの程度開いているのかが、明確に分かりますよ。河本さんのトップを見てみると、フェースが右方向に倒れています。シャットフェースをキープしてボディターンで振る女子プロの場合は、フェースは真上を向いています。これを基準に比較すると、かなりフェースが開いてしまっていることが分かります。
では、どの時点でフェースが開いているのか。テークバックの途中で大きく開くケースが多いのですが、河本さんの場合は、アドレスの時点からすでにフェースが開いています。左グリップの様子からはウィークに握っているようには見えませんが、問題は左腕とクラブの角度。左腕とクラブが一直線ではなく、かなり左手首が甲側に折れた状態で、腕とクラブの形が大文字の「Y」字になっています。ハンドレイトで、見た目はまるでバンカーショットのようです。
まずは、覚えておきたいのは、ハンドレイトに構えればフェースは開き、ハンドファーストにすればクローズになること。今よりも、クローズにするなら、もっとハンドファーストにして、左腕とクラブを一直線にするように。そして、腕とクラブの形が小文字の「y」となるようにセットすることが肝心です。今までがバンカーショットのアドレスなら、もっとフェースを立てて、ランニングアプローチのようなイメージで構えにすることです。
ボールにクラブをセットしてからグリップを決めると、多くのアマチュアはグリップの向きがまちまちになり、その都度フェースの向きが変わってしまいます。ハンドレイトになりがちな河本さんの場合、そこでグリップを決めるといつもフェースが開いた形で握ってしまうんです。ですから、このように真っ直ぐに立って、クラブを水平に持ち、リーディングエッジと上半身との関係をいつも一定にしてください。上体とリーディングエッジが平行でスクエア。ここでグリップを決めてボールにセットすると、少しクローズになるので、握り直さずにハンドファーストにして、小文字の「y」を作りましょう。
もう一つの問題は、前傾姿勢の起き上がり。プロはトップでの肘とボールを結んだラインよりも下から下りることはありません。河本さんは、このラインよりも下からダウンスイングしていて、クラブが大きく寝て、インサイドアウトが過剰になっています。下から入るのは、手元が浮いているからで、もっと原因を突き詰めると、アドレスの前傾姿勢が悪いと言えます。
最近のサイエンスフィットの分析では、アマチュアのなんと7割以上がカカト体重のアドレスになっていることが分かりました。カカト体重の人は、肩から垂直に下した線が、つま先の内側になっています。河本さんも同様。ポイントは膝や背中で前傾姿勢を作るのではなく、足の付け根の股関節で前傾することです。真っ直ぐに立って、軽く膝を曲げて腰を真下に落とした後、股関節から前傾するようにしてください。そうすると、肩の真下は、つま先の辺りかやや前方になり、今までよりも少し前のめり気味な感じになります。最初からこの姿勢であれば、お尻が前方に出ず、手元が浮かなくなります。
「ドライバーは飛ぶときは飛びますが、安定しませんね。基本的にスライスで失速するケースが多いんです。バトミントンをやっていたので、どうしてもスナップを使いすぎてしまい、スライスが出るからといって、小手先で掴まえようとすると、今度は引っかけが出始めてしまいます。この不安定なドライバーを改善して、早く100を切りたいですね」
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