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アイアンが苦手ならココを疑え
2014/07/02
インパクトで手元が浮く人はテークバックも然り
インパクト時の手元の位置は、トップ時の肘とボールを結んだラインくらいにあればOK。手元の位置が適切なら、シャフトもそのラインに沿って下りてきます。しかし、高井さんの場合は、手元が大きく浮くことで、ヘッドが落ち、すくい上げる軌道になっているんです。問題は、ハーフバックでの手元の位置。この時点で大きく手元が浮いていると、ダウンスイングもその手元の位置をたどるように下りてしまうのです。
テークバックを改善する前に
従って、テークバックを改善すれば、手元の位置も自然に低く保たれますが、その前に、右のグリップを直しておきたいところ。高井さんは、右のグリップが、手のひらが真上を向くくらいにかなり下から握っています。今の主流は、ストロンググリップなので、左手は上から、右手は下から握る感じになるのですが、高井さんの右グリップは下からが過剰。この握り方だと、テークバックの早い段階で、手元が浮きやすくなりますよ。
剣道の中段の構えで右グリップを修正
剣道の中段の構えのようにして、クラブを持つと、今の右のグリップが、かなりおかしいことに気づくはず。左手でグリップし、右手でシャフトのあたりを真横からあてがった後に、左グリップの方にスライドしてみましょう。そうすると、左右の手のひらは、向き合うようになりますよね。これが正しい右のグリップです。ストロンググリップでは、やや右手を下から握る感じにはなりますが、左右の手のひらが向き合う関係は変わらないのです。
ダウンスイングを狂わす原因はテークバックにあり
サイエンスフィットのレッスンでは、指導の重点はほとんど、アドレスやグリップ、テークバックに置かれています。そこを直せば、ダウンスイング以降の問題の大半は解決できるからです。高井さんの問題は、テークバックで大きく手元が浮くこと。もっと言うと、アドレス時のクラブの位置を6時としたら、8時まで上げるまでが、問題なのです。このようにクラブを、8時と4時の方向に置いたドリルをやってみましょう。
8時までは手元を使わない!
高井さんは、テークバックの初動から、どんどん手元が浮き始めて、ハーフバックではかなり上がっている状態です。そこで、意識したいのは6時から8時までのわずか2時間程度の幅だけです。8時までは、決して手元を上げず、体の回転だけでクラブを上げるようにしてください。アドレス時の上体とクラブと腕の形を変えずに、ちょっとおへそを左に向けるだけでいいんです。
胸の正面にクラブを上げるだけ
8時まではおへそだけを回して、8時を過ぎたら、胸の正面に手元を上げるだけ。そうすると、テークバックの初動で手元が低く保たれて、クラブが立ってきます。これに成功すると、ダウンスイングでは自然に手元が低くキープされて、クラブヘッドが落ちることなくインパクトを迎えることができるのです。8時までのテークバックに失敗すると、その後のスイングは、帳尻を合わせるべく、余計な動作をしなければなりません。
高井さん プロフィール
「どちらかというと、ドライバーよりもアイアンが苦手ですね。トップやシャンクといったミスもあるし、アプローチではダフリもトップもありますね。ドライバーでは大きく曲がることが少ないですが、ボールが高く上がり、あまり飛距離が出ていない感じです。テークバックで右にスウェーしないように気をつけていますが、根本的に直すべきところを知りたいですね」
- サイエンスフィット
- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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