やさしさを追求してワイドソールを採用し、バウンス効果を得やすい設計に。ヘッドが芝や砂に潜りすぎず、打点位置が安定するメリットがある。アドレス時のボールを包み込む安心感、構えやすさを実現するため、丸みを帯びたトップライン、ストレートなリーディングエッジとし、ヒール側のフェース高も高めに設定。さらに、インパクト時に自然なハンドファーストを促す、適度なグースネックを採用している。しっかりとボールを捉えられるモデルだ。高いスピン性能を生むのは、コンピュータ制御によるレーザーミーリング、溝のエッジをシャープに保つ「ツアーエッジグルーブ」、そして、フェース表面の摩擦度合いを最適レベルに設計した、カーブ状の「フェースパターン」だ。これらにより、ウェットな条件下のアプローチでもスピン性能を発揮する。
見た目は普通のウェッジだが、チッパーのようなボールの拾いやすさ、やさしさが秘められている。バンカーショットもやさしく打てるため、グリーン周りが苦手なアマチュアゴルファーにとって心強い味方になってくれる。
上級者
90%
中級者
88%
アベレージ
92%
「一見すると、一般的なウェッジの形状をしているが、打ってみるとチッパーを使っているようなやさしさがある。非常にボールを拾いやすく、オートマチックにアプローチできる。ミスヒットにも強く、アプローチショットが苦手なゴルファーの心強い武器になるだろう。また、ボールを包み込むイメージを持ちやすく、バンカーショットにも強さを発揮。バンカーの打ちやすさは、バウンスが大きめのソール形状に起因していると思われる。芝の上からのショットでは跳ねそうな印象もあったが、実際に打ってみるとスムーズにアプローチすることができた」
「リーディングエッジが直線的に見えてしまうため、丸みのあるデザインが構えやすいというゴルファーには不向きといえる。また、オートマチックに打てるモデルなので、アプローチでは球筋をコントロールしたいというゴルファーは物足りなさを感じるかもしれない」
「スムーズにアドレスできる違和感のないヘッド形状。とくにグースのつくり込みがうまく、ボールをつかまえるイメージが湧く。ヘッドに重さを感じ、コントロールが難しい30ヤード前後の距離感も合わせやすかった」
「ほどよいグースがあり、ボールを包み込むように構えられるやさしさを感じた。どんなライからでもボールを拾ってしっかりと打つことができる。ラインが出しやすく、オートマチックに打てる寛容性の高いウェッジ」
「フワッと上げるアプローチをするよりも、どちらかというとピッチ・エンド・ランに適したクラブだと感じた。インパクトではソールが滑ってくれるので、打点がずれない。低く出すアプローチに慣れれば、武器になりそう」