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新製品レポート

新機能ギッシリ! ハーフキャビティの優等生「ミズノプロ 243 アイアン」

8月18日に正式発表された「ミズノプロ」シリーズの新アイアン。「241」「243」「245」の3機種の中でも、キャビティタイプの「ミズノプロ 243 アイアン」について、ギアマニアのミタさんが特徴を解説。マッスルバックユーザーのヨシダくん(HS50m/s)とキャビティバックユーザーのシオさん(HS40m/s)に試打してもらった。

クラブの特徴は?

【ミタさん】
今回紹介するのは2年ぶりにリニューアルされた「ミズノプロ 243 アイアン」です。

【ヨシダくん】
前回の「241」は伝統的なマッスルバックでしたが、「243」はイマドキな雰囲気でカッコいいです

【ミタさん】
最近は今作のようなハーフキャビティ形状のアイアンを使う選手が多くなっています

【シオさん】
国内女子ツアーだと契約フリーの稲見萌寧や川岸史果がテストしているようですね「241」とは何が違うんですか?

【ミタさん】
どちらも「グレインフローフォージドHD製法」で作られており、打感の良さを追求しています。ただ、「241」が単一の軟鉄素材で作られていたのに対し、「243」は4番から7番がクロムモリブデン鋼、8番からPW、GWには軟鉄を使った鍛造アイアンになっています。

【ヨシダくん】
クロムモリブデン鋼を使うメリットは何ですか?

【ミタさん】
軟鉄よりも反発性能が高いため、飛距離性能を向上させることができます。打感も粘り気があって、インパクト時にたわむ感じが伝わってくるので、弾き系の打感ではありません。最近はツアーモデルアイアンの素材として採用するメーカーが増えています。

【シオさん】
キャビティアイアンとしてはかなりシャープな見た目なので、ロングアイアンは難しそうですね…。

【ミタさん】
実はその難しさを緩和するために、番手別にヘッド内部にある溝の幅を変える「新フローマイクロスロット構造」を採用しています。4番と5番は幅を広くすることで重心を深くすることができ、打球が上がりやすい構造に。6番と7番では幅を狭めることで、操作性を高め打点ブレに強い番手に。そして、軟鉄素材を使用した8番以降は溝を入れず、心地よい打感を得られる設計になっています。

【シオさん】
ミズノのテクノロジーが詰まっていそうですね。マッスルバックの「241」と比べて打感にどのような違いがあるのか、気になります

試打した印象は?

【ヨシダくん】
すごく飛んでいます! モデルの違いでこんなに性能が変わるなんてびっくりです。正直、打感は「241」とほとんど変わらないかな。強いて言うのであれば、「241」は食いつき感がすごいという印象でしたが、「243」は食いついた後に前に飛び出すパワーを感じました

【ミタさん】
キャリーで言えば、10ydくらい「243」の方が飛んでいましたね

【ヨシダくん】
バックスピン量は700rpmくらい落ちているのですが、今回は落下角が46度を超えていました。これなら、ある程度コンパクションが高いグリーンでも止められると思います。飛距離が出るだけでなく、弾道の高さも十分です。

【シオさん】
私は「241」と飛距離はそんなに変わらなかったのですが、10球打ったときの安定感は全然違います。「243」の方が打球の曲がり幅が少なく、タテ距離も安定していました

【ミタさん】
ちなみに前作の「223」と比べるといかがですか?

【ヨシダくん】
見た目としては、キャビティ部分の形状が前作は直線的でしたが、今作は中央部が出っ張っていますね。打ってみると、ボール初速がアップしているように感じました

【シオさん】
私も打球が強くなっていました。コースで使ってみたいなと思う弾道です。

【ミタさん】
先ほど番手別スロット構造の話をしましたが、実はフェースの厚みも番手別に変えています。前作よりも薄肉化していて、7番は0.1mm、5番だと0.3mm薄くなっています。

【ヨシダくん】
フェースが薄くなった分、反発性能が向上してボール初速が上がったんですね。打球が強くなったことで、アゲンストや横風に負けない球筋になっているのはメリットが大きいと思います。

まとめ

【ミタさん】
マッスルバックの「241」が男子プロ仕様だとしたら、ハーフキャビティの「243」は女子プロや競技ゴルファーにピッタリなアイアン。打感、飛距離性能、顔、操作性、スピン量のバランスがとれたアスリートモデルです。長年マッスルバックや本格派のツアーモデルを使っていたベテランゴルファーで、「そろそろ、少しやさしめのアイアンに変えてみようかな」と考えている方にも試して欲しいモデルです。

【ヨシダくん】
軟鉄素材の「241」とクロムモリブデン鋼の「243」の7番を打ち比べてみましたが、素材の違いが試打データに出ていました。ぜひ両モデルを試打して、弾道や性能の違いを体感してみてください。

■ 試打したクラブのスペック

ミズノ ミズノプロ 243 アイアン
●番手(ロフト角):7番(32度) ●シャフト:ダイナミックゴールド120 ●硬さ:S200

ミズノ
飛距離とコントロールの両立を追求したプレーヤーズキャビティアイアン
発売日:2023/09/15 参考価格: 151,800円

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ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

ヨシダくん プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

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