アルミ材を内蔵した本格アスリート向け ピン i59 アイアン
【ミヤG】
ピンから「i59 アイアン」が新登場しました。これは「i ブレード アイアン」の後継にあたるモデルのようです。ヘッドは小ぶりで、かなりシャープな印象。個人的には、とても構えやすいです。スコアラインの最下線だけが白くペイントされていて、アライメントを定めやすいのもいいですね。
【ツルさん】
一見するとシンプルなアスリート向けアイアンのようですが、実はこれまでにない複合素材のヘッドになっています。ボディが軟鉄で、フェースはステンレス。そして一番の特徴が、ヘッド内部に使われているアルミ素材のコア・インサート構造です。
【ミヤG】
中空構造のヘッドにアルミ素材を内蔵しているんですかね?
【ツルさん】
僕もその認識だったのですが、ピンの定義によると「i59」は中空構造とは呼ばないそうです。「i500 アイアン」や「G710 アイアン」のような“空”の部分が、「i59」のヘッド内部にほとんどないからでしょうね。前置きが長くなりましたが、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
フッカーの僕が打つと、思ったよりもドローが強めになりました。小ぶりなヘッドの見た目どおりに操作性がいいからでしょうね。まさしくアスリート向けのアイアンだと思います。打感はいいほうですが、単一素材のフォージドアイアンとはちょっと違います。少し弾き感がありますね。
【ツルさん】
7番でロフト角が34度という設定で、実際の飛距離もロフトなりです。新しいヘッド構造はボール初速を高めるためではなく、あくまでヘッド内部を軽量化し、慣性モーメントを高めるためであることを実感しました。とはいえ、そこまで寛容性が高いアイアンではありません。ピンの本格的な鍛造アイアン「ブループリント」に比べるとやさしい、という程度です。
【ミヤG】
ミスヒットしたときには、けっこう飛距離が落ちてしまいました。シビアさも感じますね。
【ツルさん】
ピンのアイアンらしいと感じたのは、スピンがよく入って高さを出しやすいところ。硬いグリーンでも、キャリーで止められる弾道を打ちやすくなっています。スピン性能をコース上でも維持するために、スコアラインの溝形状と本数が従来とは変わっています。ヘッドの大きさからも分かるとおり、性能的には「ブループリント」と「i210」の間を埋めるモデル。飛びに特化していないし、そんなにやさしくもない。正真正銘のアスリート向けアイアンです。
■ 試打したクラブのスペック
ピン i59 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2019年)
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト: AMT ツアーホワイト ●硬さ:S200
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー