最新の長尺ドライバーは、こんなにも打ちやすい！

「ルールぎりぎりの長尺2モデルは、ターゲットが異なる」最新・長尺ドライバーの座談会 Part 1

視覚効果を考えて設計されているため、構えた時に長さをあまり感じなくなった

【GDO】普段、皆さんは45インチのドライバーを使用中とのことですが、長尺ドライバーを打ってみていかがでしたか？

【市川】それほど長さは感じませんでした。僕はクラフトマンなので普段からいろんなクラブを試打しているせいもありますが、長尺を手にしても違和感はありません。ここ数年でシャフト長が伸びているので、もう見慣れてしまっている感じです。

【吉田】そうですね。普通に構えられるし、意外に振れてしまいました。

【村中】「egg bird ドライバー（2013年）」と「GelongD CT-214 ドライバー」の2本は、どちらもルールぎりぎりの47.75インチの超・長尺でしたが、「egg bird ドライバー（2013年）」のほうはヘッドが大きいせいか長さを感じませんでした。「egg bird ドライバー（2013年）」は打った感触も良かったですね。打ち慣れると、どんどん良さが分かってくるタイプのモデルでした。

【市川】僕も「egg bird ドライバー（2013年）」は好感触でしたよ。一発目からナイスショットが打てたので、自分でも驚いたぐらいです。球が適度につかまってくれるし、とても素直に振っていける長尺ドライバーだと思いました。ヘッドとシャフトのマッチングの良さを感じましたね。

【吉田】そうですか・・・。私は試打した中で「egg bird ドライバー（2013年）」がいちばん苦手でした・・・。シャフトが軽く硬く感じて、どうしても振りづらかったです。それにグリップが太くて握りづらかったですし、フックフェースなので構えづらさも感じました。

【村中】確かに「egg bird ドライバー（2013年）」はグリップが太いんですよね。私は手が大きくないので、どうもしっくりきませんでした。あと、フェースの弾き感はありますが、少し音が大きすぎるような気がしました。

【市川】高音が鳴り響きますよね（笑）。いかにも飛んでそうな感触にはなれますが、それは僕も少し気になりました。

【GDO】「egg bird ドライバー（2013年）」のグリップが太いのは、握りの力みを取ってヘッドスピードをアップさせる効果を狙ったそうです。グリップ自体も長めで、シャフトを短く見せる効果もあるそうですよ。

【村中】なるほど、それで「egg bird ドライバー（2013年）」は「GelongD CT-214 ドライバー」よりもシャフトが短く見えたのかも知れません。「GelongD CT-214 ドライバー」は、けっこうハードなモデルでしたね。シャフトは手元が硬く、しっかりしていて重量感もありました。ラウンドで18ホール使うには、私にはちょっとしんどそうでした。

【吉田】今回試打したドライバーは、私にはどれも軽すぎるように感じましたが、「GelongD CT-214 ドライバー」だけは重さを感じて振ることができました。でも、フレックスSだと少しハードすぎますね。SRかRで良さそうでした。

【市川】「GelongD CT-214 ドライバー」は、長尺と分かって振るといい球が打てるモデルでした。いかにも長尺らしいドライバーで、ドラコンを獲りにいくようなモデル（笑）。どちらかというと左に行きづらい性能なので、ハードヒットしたいゴルファーが使うと飛ばせそうなモデルですよね。

【村中】ゴルファーに長尺を感じさせない工夫をしてあるのが「egg bird ドライバー（2013年）」。一方、長尺と認識させてガッツリ振らせる「GelongD CT-214 ドライバー」という感じでしょうか。「GelongD CT-214 ドライバー」もシャフトのスペックを無理しなければ、使えるゴルファーは多そうです。

【吉田】「GelongD CT-214 ドライバー」は、スペックで無理をしてはいけないモデルだと思います。