ダンロップ
発売日:2008/12 オープンプライス
大人気ブランド「ゼクシオ」の派生ブランドとして登場した「ザ・ゼクシオ REVO」。ソールデザインこそゼクシオの流れをくんでいるが、ヘッド形状はかなりユニーク。まず目につくのが投影面積の巨大さ。ルール適合460CCだが、構えると500CCぐらいに感じる。ヘッドはトウ&ヒール方向だけでなく、奥行き方向にもグッと広がり、見るからに「やさしさ」と「慣性モーメントの大きさ」を強くアピールしている。フェースの厚みもかなり特徴的。ドライバーと言うよりはフェアウェイウッドみたいに薄べったい。計測してみると約47ミリ。投影面積の大きさとフェースの厚みのバランスはかなり独特だ。天ぷらのミスが出やすい人には構えづらいが、反面、ボールが上がりづらい人や、非力なゴルファーには高弾道がイメージしやすく仕上がっている。
フェースプログレッションとフェースアングルも個性的だ。今どきのドライバーの中では、シャフトに対してフェース面が前に張り出している。そして、強めのフックフェース。左が怖いフッカーには構えづらく、左のミスが出やすいスライサーに好まれる顔つきだ。
アベレージ向けだけあってリアルロフトもやや多めの設定。10.5度表示でリアルロフトは約12度。そして、9.5度表示でリアルロフトが約11.5度(実測値)。
見るからにスライサー向けという感じがするが、投影面積、慣性モーメントが大きいドライバーはヘッドがターンしづらく捕まりづらくなる。フックフェースのドライバーであるが、どんな球筋が出やすいのかじっくり試打してみたい。