クラブを計測してみると？

トルクは3.9度とスイング中はねじれにくいシャフト

フェース角は－2度と捕まりを抑えたスペック。だが他のスペックはやや捕まり重視。ライ角度は60.25度とアップライトだし、リアルロフトも11.25度とやや多め（表示10.5度）重心アングルもノーマルポジション（ウエイトポジション3、8）で24.5度と平均的。ちなみに、スライドウエイトを変更すると、ボールの上がりやすさ、捕まりに影響する重心アングルは最大で3.5度も変わった。前作「MP-600」は重心アングルが最大で2度も変わらなかったことを考えると、大幅な進化だ。

シャフトについては、純正の「エクサーMD－3」は中間部分が大きめにしなり、インパクトゾーンではしなり戻りがややスロー。ゆったり振るとスピーディーにしなり戻るが、ヘッドスピードを上げるほどにしなり戻るスピードが遅くなる。トルクは3.9度。スイング中はねじれにくい。長さは実測値で45インチ（ヒールエンド法計測）。クラブ重量は純正SRで309.8グラム。35～55歳ぐらいで、体力が平均、もしくは平均以上なゴルファーに扱いやすいスペックだ。

クラブ測定データ