金谷多一郎のクラブ一刀両断ミズノ MP-630 ファーストトラックドライバー
かなりシャローになりましたね。無骨なアスリート向けというよりも、やさしさを感じるため幅広いゴルファーをターゲットにしたモデルといえます。
試打レビューを読む■全体的な感想 中古で買った後輩が卒業したので私の所に。純正Sはちょっと柔らかめでHS40位で充分使えそうな。軽く振って使えそうな癒し系のドライバー。
■デザイン 流石に9年前のモデルですから。460ccでどちらかと言えばシャローなヘッドのはずだが、構えた感じはとてもオーソドックスで全く違和感なし、これが一番気に入っているところ。
■飛距離 特にメチャクチャ飛ぶというわけではないが、芯が広くてミスヒットに強い。一発の飛距離と言うより、コンスタントに距離を稼いでくれる、我々クラスには頼りになる飛距離性能。
■打感 これってミズノ独特なんですかね?何とも言えない柔らかさ。好きな人は好きなんでしょうが、撃ち抜いた感がないところが、少々物足らない。音もシュパーンと、なんだか金属っぽく無い、まるでテニスの音。また、弾道調整機能の部品のせいだと思いますが、素振りの時に口笛のような風切り音が独特‥全て慣れの問題だけど。
■方向性 左右どちらにもあまり曲がらない印象。直進性が高く、おそらく意図的に曲げるのが難しい。デフォルトで違和感無いのでカチヤカチヤはまだいじっていない。
■弾道高さ 9.5度ですが、良く上がります。現代のドライバーに比べると、スピン明らかに多め。
製品としての質感は秀逸です。流石ミズノと感じます。ウェイト調整により弾道の調整が出来るので、自分のスイングやその日のコンディションで簡単に微調整できるのは便利です。
私はウェイトの位置は1-3のややドロー設定にしています。基本的に球はよくつかまり、左右のブレも少ないと感じます。この安心感は武器になると感じています。
打感は柔らかく、打音も低い感じで弾くような高い音ではありません。スイングした時にレールの風切り音がほんの少しするような気がしますが違和感は感じません。
ヘッドカバーなども含め、性能・デザインともに大変気に入っています。
春秋の着用だと思います。しかし、着心地といい、やはりミズノはよい。
学生時代の「本気になったらミズノ!」を思い出しました。