クラブを計測してみると？

シャフト「MP-600」のしなり具合をチェック。長尺のため手元側の剛性が高く、中間から先端はソフトだ

フェース角は＋2.25度とかなり捕まりを意識したスペック。ライ角度も60.5度とアップライト。捕まりに影響する重心アングルも26.5度とやや大きめ。ヘッドが大きいので操作性は高くないが、スライサーが使ってもドローが打ちやすい仕上り。前作までに比べると、6代目のゼクシオはスライサーをより意識しているように窺える。

純正の「MP-600」は長尺化に対応すべく手元側の剛性がかなり高め。それに対して、中間から先端は非常にソフト。重心が深いヘッドの影響もあって、インパクトゾーンではオートマチックにヘッドがアッパーに動き、高い打ち出し確度を確保できる。シャフトがしなり戻るスピードは速過ぎず、遅過ぎず。トルクは4.6とやや大きめの数値になっているが、シャフトは数値ほどねじれを感じない。

長さは実測値で46インチ。クラブ重量は純正Sで286.3グラム。45インチ換算にすると重さは295～300グラム。55～65歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーに扱いやすいスペックだ。

クラブ測定データ