キャロウェイ
コントロールを重視したいアベレージゴルファーへ
発売日:2010/02 参考価格: 92,400円
キャロウェイのフラッグシップモデル「LEGACY」。2代目となってモデルが2つに別れた。今回試打するのはセミアスリート向けのタイプS。ヘッド体積はルール最大級の460CCではなく440CC。ヘッドをやや小ぶりに作ることでシャープな形状を維持しつつ、フリーウエイトを増やしている。メーカー側の資料では重心距離を短めにすることで、捕まりの良さ、そして操作性の良さを実現したとのことだ。
構えてみると、確かに460CC級に比べると一回り小さい。フェースはやや分厚く、バックフェース側も極端に下がっていない形状。やさしさよりも、シャープな印象を強く与え、プロ、上級者が好むデザイン。ヘッド形状は洋なし型で、短いながらもネックもちゃんと付いている。
スペックもシビアだ。フェースはピシッと目標を向くスクエアフェース。リアルロフトも少なめ。表示ロフトが9.5度に対して、リアルロフトは10度あるかないか。初代「LEGACY」に比べると、かなりアスリート向けのセッティングだ。ただしヘッドに比べると、シャフトはソフトスペック。純正のスピードアモルファスZはSで54g(メーカー値)。アベレージ向けの重量となっており、硬さもそれほどハードな設定ではない。ハードなヘッドに、ソフトなシャフトが組み合わされた「LEGACY Type S」。どんなゴルファーに合うのかじっくりテストしてみたいと思う。