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キャロウェイゴルフ LEGACY ドライバー Type S(2010年モデル)

打ってみると?

試打クラブは9.5度。シャフトは純正のスピードアモルファスZ。ヘッドはリアルロフトが10度で、フェースアングルは-1度。45インチ表示だが、実測44.75インチ(ヒールエンド法計測)。クラブ重量は305.6gでバランスはD1。硬さの目安となる振動数は249cpm。アスリート向けのSというよりはアベレージ向けのSという感じだ。ワッグルすると手元が比較的しっかりており、中間から先端側がしなる。

シャフトに合せて、まずは軽めにスイングしてみると・・・「パシューン」と軽めの金属音とともにボールが力強く飛び出す。初代「LEGACY」同様、ボールを包み込む感触が手に伝わる。リアルロフトが少ない割にはボールが高めに打ち出され、放物線弾道で飛んで行く。初代「LEGACY」よりも低スピン弾道が打ちやすい。キャリーだけでなくキャリーとランで飛距離を稼げるタイプだ。

フェース中央よりもほんの少し上で捕えると、スピン量は2300~2600回転。打ち出しが高いのはシャフトの影響が大きい感じがする。ヘッドの挙動はニュートラルそのもの。真っ直ぐ打てば真っ直ぐ飛ぶ。インからあおって打てばヘッドが急激に返って強いフックが出た。逆に、テークバックでフェースを開いてアウトサイド・イン軌道でカットに打つとイメージ通りのスライス。メーカー意図通り、操作性が非常にいい。そして、フェースのややトウ寄りで捕えた時よりも、フェースセンターので捕えた時の方が飛距離が伸びた。

純正のS(スピードアモルファスZ)は予想通り、ヘッドに比べるとソフトスペック。S表示だが、ヘッドスピードが43m/sぐらいの時がちょうどいいしなり具合。切り返しでシャフト中間部分が大きくしなる。ダウンからインパクトにかけてのしなり戻りはややスロー。ヘッドスピードを46m/s以上にして打つと、シャフトがしなり過ぎてタイミングが少し取りづらくなった。初代「LEGACY」に比べると、今回のタイプSは低スピン弾道が打ちやすい分だけランでも飛距離を稼げる。そして、操作性が高く球筋をコントロールしやすいドライバーだ。

クラブを計測してみると?
キャロウェイ
コントロールを重視したいアベレージゴルファーへ
発売日:2010/02 参考価格: 92,400円

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