ギア情報
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ダンロップ スリクソンGiE ドライバー(2011年モデル)

打ってみると?

試打クラブは10.5度の純正Sシャフト(Miyazaki for GiE)。長さは表示、実測とも45.5インチ(ヒールエンド法計測)。クラブ重量は303.2g。バランスはD2。旧モデルよりも重量は5gほど重くなっている。硬さの目安となる振動数は258cpm。Miyazakiブランドの専用設計シャフトは、アベレージゴルファー向けシャフトとしてはやや硬めの仕上がりだ。

リアルロフトは見た目通り多めで、10.5度表示はリアルロフトが12.5度。フェース向きは+1.5度。ヘッドをポンと置いて構えるとフェースは目標よりも左を向く。 アイアンでウオームアップ後、やや軽めに打ってみると・・・スパーンと中ぐらいの金属音。打ち出しがかなり高く、そしてグングン上がる弾道。見た目通りボールが高く上がるドライバーで、キャリーを安定して出しやすい。球筋はストレート弾道。ダウンからインパクトにかけてヘッドがやや返りづらいのが影響しているのだろう。フックフェース、そしてアップライトなライ角度の割には、捕まり過ぎない。スライサーがドローを打てるほどではなく、真っ直ぐ打てば、真っ直ぐ飛ぶタイプのドライバーだ。

スピン量は多すぎず少なすぎず。フェースセンターで付近で捕らえると2700~3100回転。フェースのややトウ寄り上側で捕らえると、2400回転前後となってキャリーとランが稼げた。そして前作同様、印象に残ったのが弾道安定性。わざと芯を外して捕らえてもヘッドがブレにくく、左右の曲がりも少ない。見た目通りスイートエリアが非常に広く感じる。

専用設計のMiyazaki for GiEシャフトは、切り返しで中間部分が大きくしなり、ダウンからインパクトにかけてシャフトはゆっくりしなり戻る。典型的な粘り系シャフトで、シャフトのしなりを感じ取りやすいタイプだ。叩きにいってもシャフトが妙に走らないので引っかけが出づらい。反面、ヘッドスピードを上げてシャープに振ると、ヘッドが遅れる分だけ、やや捕まりが悪くなる。

見た目ほどは捕まらないが、とにかく左右の曲がりを抑えやすい。スイートエリアの広さとボールの上がりやすさを考えると、球筋に関係なく、ドライバーが苦手なゴルファーと非常に相性が良さそうだ。

クラブを計測してみると?
ダンロップ
力強い弾道で大きな飛び
発売日:2011/01/22 オープンプライス

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