構えてみると？

構えてみると白い塗装のせいか、500ccくらいに見えるデカヘッド

同社が出す「R11」同様、ヘッドの色が「ホワイト」にカラーリングされて登場した新しい「バーナー」。今回試打する「バーナー スーパーファスト2.0J」は日本限定モデルだ。「レッド」と「シルバー」の2モデルが用意され、今回はアベレージゴルファー向けの「レッド」を試打した。

体積は460cc。モデルチェンジ前と同じ大きさだが、構えると「500ccあるんじゃないの？」と勘違いしそうなぐらいだ。こちらも色が持つパワーは絶大で、「白」はことさらヘッドが大きく見える。R11と異なるのがフェース形状。R11は丸型で小顔フェースなのに対して、バーナーは面長フェースで「大顔」。フェース面を大きく見せることでやさしさを上手く演出している。フェースの高さは約57ミリ。今どきのドライバーの中ではディープだ。そして、フックフェースの度合いが強く、アドレスするとフェースは明らかに左を向く。左のミスを嫌うフッカーよりも、捕まりを求めるスライサー好みの顔付きだ。

シャフトは日本人ゴルファーを意識したもので軟らかめ。ワッグルすると手元がしっかりしていて、中間から先端がしなる。類を見ないぐらい大きくてやさしく感じるヘッドに、強いフックフェース。見るからにスライスに悩む初・中級者を意識したデザインの新バーナー。どんな球筋が出やすいのがじっくりテストしてみたいと思う。