構えてみると？

ヘッド体積は410cc、さらにハイバック形状のため、投影面積は小さく打つ時の集中力が増す

ミズノのプロ、アスリート向けブランド「MPシリーズ」。そのフラッグシップ的な位置付けで登場したのが「MP THE CRAFT 611 ドライバー」。ヘッド体積は「425＋」よりもさらに小ぶりで410CC。ハイバック形状なので、構えると体積以上に小さく感じる。フェースの高さは約56ミリとディープ。塊感が強いヘッドは、フェースも小顔。丸型形状のヘッドは形状の質感が高いだけでなく、メッキの仕上げが美しい。ゴルフクラブと言うよりは、伝統工芸品のような雰囲気が強く漂っているドライバーだ。

リアルロフトとフェース角は、アスリートだけあってシビア。9度表示でリアルロフトが9.5度。フェースの向きはスクエアだ。フェースが分厚いこともあり「叩いても吹き上がらない」イメージを強く出している。

プロ・上級者が求める顔、打感、クオリティなど、こだわりの全てを徹底追求して作られた「MP THE CRAFT 611」。ディープフェースで迫力満点だが、見た目通りハードなドライバーなのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。