クラブを計測してみると？

ロイコレ専用の三菱レイヨン FUBUKIシャフト。中調子でシャープ過ぎず、タイミングがとりやすい

9.5度表示でリアルロフトが9.75度。フェース角は－1度。市販ドライバーの中では、表示ロフトとリアルロフトの差が非常に少ないモデルだ。ライ角は60.5度とアップライト。重心アングルは22度とやや小さめ。フェース形状を考えると重心距離はやや長めで、実際スイングしてみてもヘッドが返りやすいタイプではない。ライ角度がアップライトな点を除けば、スペック的にはつかまりの良さよりも、左のミスが出づらく仕上がっている。スライサーよりもフッカーの方が相性が良さそうだ。

シャフトについては、純正のFUBUKI MD60のSは手元が硬めで中間部分がしなる中調子。振動数は257cpm。トルクは4.8（メーカー値）。純正シャフトとしてはしっかり感がある。トルクが適度にあるのでシャープ過ぎる印象はなく、タイミングが取りやすく仕上がっている。長さはメーカー値が45.5インチで、ヒールエンド法計測の実測値が45.75インチ。クラブ重量は304.4グラム。45インチ換算にすると310グラム前後ぐらいか。25～55歳ぐらいで平均的なパワーの持ち主にちょうどいい重さだ。

クラブ測定データ