構えてみると？

ショートネックは歴代のレガシーを継承している

今回のモデルチェンジで5代目となった、キャロウェイの「レガシー」。前作同様、ヘッドは1種類だが、シャフトの長さは2種類ラインアップされる。短い方が45.5インチ、長い方が46.25インチだ。

体積は460CC。形状的には前作同様、オーソドックスな丸型。そして歴代レガシーと同じくショートネック。今回、ヘッドで目を引くのがソール後方に配されたウェイトスクリュー。「ウェイトを変えてヘッドを重くすればもっと飛ぶ」というコンセプトを掲げ、このネジを交換することでヘッド重量の調整が可能になった。45.5インチには約7.5g、46.25インチには約2.5gが標準装着。他に、約2.5g、約5g、約7.5g、約10g、約12.5g（標準装着品を除く）のウエイトスクリューが付属する。ちなみにレガシーの場合、ウエイトスクリューは重心が大きく変わりにくい位置にあり、ヘッド重量を増減させても振り心地が変わりづらくなっている。

フェースの向きはスクエア。スライサー向けを感じさせない顔付きだが、メーカー資料によると前作同様、「捕まりの良い」ヘッドに仕上げているそうだ。ヘッド色はオーソドックスなブラックだが、ソール側にはロイヤルカラーの紫と派手なゴールドがアクセントカラーとしてあしらわれている。前作よりもシニアゴルファーを意識しているのが窺い取れる。それを裏付けるかのように、純正シャフトは重量は軽く、軟らかめである。ヘッド重量の可変機能を付加した5代目レガシー。見た目通りシニアゴルファー向けなのかどうか、じっくりとテストしてみたいと思う。