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ダンロップ ゼクシオ フォージド ドライバー(2013年モデル)

打ってみると?

試打クラブはロフト10.5度。シャフトは純正の標準装着のSR(MX-4000)10.5度表示でリアルロフトが11.75度。フェースアングルは+1.25度とフックフェースだ。シャフトは手元がしっかりしてて、中間部分が非常に軟らかい。振動数は237cpm。ワッグルするとシャフト中間部分がグニャリと大きくしなる。硬さの目安となる振動数は237cpm。クラブ重量は298.5gでバランスはD2。長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ(ヒールエンド法計測)。

シャフトに合わせてヘッドスピードを少し下げてスイングしてみると、「スパーン」という音とともに中弾道でボールが力強く飛んいく。残響を抑えた低めの打球音はゼクシオとはひと味違い、ボールを包み込む感触を味わえる。そして重心が低いんだろう。スピンが少ない球が打ちやすい。

ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測してみると、12~13度でスピン量はスピン量は2300~2700回転。フェースの少し上で捕らえると2000~2200回転。ティを少し高めにセットして打つと、キャリーだけでなくランでも飛距離を稼げた。

印象に残ったのがシャフトの挙動。手元が硬いのに対して、中間部分が非常に軟らかい。このためトップからダウンの切り返しではムチを振り下ろしたかのように、シャフト全体が大きくしなる。そしてインパクトゾーンではシャフト先端側が鋭く走る。好みは分かれそうだが、シャフトでヘッドを走らせようとする意図が強く窺える。

捕まりに関しては、真っ直ぐ打てばストレートから軽いドロー弾道。フックフェースで、なおかつヘッドもイメージ通り操作できる。前作同様、フッカーよりもスライサーに扱いやすく仕上がりだ。スリクソンに比べるとヘッドとグリップがやや軽い。そしてスリクソンよりも捕まりが良くてミスにも強い。メーカーの意図通り、ゼクシオフォージドはややパワーが落ちてきた50歳以上の中・上級者と相性良いドライバーである。

クラブを計測してみると?
ダンロップ
上級者が求める操作性と打感
発売日:2012/12/07 オープンプライス

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